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読みやすい日本の純文学作品5選~初心者向け~

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もう大人になったし、娯楽小説とらラノベだけじゃなくて純文学も読んでみたいと!

純文学作品を読んで、「あーあの作品ね。美しい文章だよね。」と、ドヤりたいと!

 

という方々のために、今回は、読みやすい日本の純文学作品を紹介します。ちなみに僕の独断と偏見で選んでいるので、悪しからず。

※村上春樹さんに関しては純文学なのかどうか評価が分かれるところですが、個人的には娯楽要素が強いと感じているので、今回は考えずに集めてみました。あと僕が好きなのもありますが、彼を入れるとほとんど村上作品で埋め尽くされるので入れるのはやめました(笑)

 

前回と同じように、ランキング形式でお伝えしていきます。

前回記事↓

この夏休みにぜひ。僕が実際読んだ、読みやすいおすすめ小説10選 - 平凡な29歳サラリーマンがワンチャン億り人目指すぶろぐ

 

 

第5位 綿矢りさ【蹴りたい背中】

“この、もの哀しく丸まった、無防備な背中を蹴りたい”長谷川初実は、陸上部の高校1年生。ある日、オリチャンというモデルの熱狂的ファンであるにな川から、彼の部屋に招待されるが…クラスの余り者同士の奇妙な関係を描き、文学史上の事件となった127万部のベストセラー。史上最年少19歳での芥川賞受賞作。

 読みやすいです。はい。また、当時19歳の作家が書いているので、ここに書かれている心理描写だったり、揺れ動く女心みたいなものは、若い方にも違和感なくすっと入ってくるのではないでしょうか。ただ、少し表現が若いというか軽いかなーとも思うので、純文学の魅力の一つである文章の美しさには若干難あり、と感じます。なので、読みやすくはありますが、少し軽いかな、ということで5位とさせていただきました。爽やかな青春作品と思えば楽しく読めると思います。

 

第4位 小林多喜二【蟹工船】

海軍の保護のもとオホーツク海で操業する蟹工船は、乗員たちに過酷な労働を強いて暴利を貪っていた。“国策"の名によってすべての人権を剥奪された未組織労働者のストライキを扱い、帝国主義日本の一断面を抉る。

言わずと知れた、プロレタリア文学の名作中の名作。過酷な労働環境だけでなく、帝国主義国家の搾取、労働者と資産家との対立を書いた作品。お堅そうな内容で、かつ昔の本なので読みづらいかと思いましたが、意外とそんなことなく、現代的な文章で、すらすら読めます。その状況から逃げられるという点では異なるかもしれませんが、現代のブラック企業問題と通じる点が多くあるなと感じた作品でした。予想できるかもしれませんが、あまり明るい作品ではないです。

 

第3位 夏目漱石【吾輩は猫である】

中学教師苦沙弥先生の書斎に集まる明治の俗物紳士達の語る珍談・奇譚、小事件の数かずを、先生の家に迷いこんで飼われている猫の眼から風刺的に描いた、漱石最初の長編小説。江戸落語の笑いの文体と、英国の男性社交界の皮肉な雰囲気と、漱石の英文学の教養とが渾然一体となり、作者の饒舌の才能が遺憾なく発揮された、痛烈・愉快な文明批評の古典的快作である。

猫の目線で語るという斬新な小説です。その中で、主人公とそこに集まる紳士たちの会話が、知的であり、ユーモアがありおもしろいです。しかしそれを猫目線で「なんかくだらないこと話してるな・・・・」と書いているところがとても滑稽でした。爆笑、という感じではないですが、くすくす笑いながら読める作品となっています。そこでの会話はおそらく漱石自身が実際に話していた内容のレベルと同レベルのものなので、その時代背景だったり、ある程度の教養があると、より楽しめるのではないかと思いました。とにかく、楽しく読める作品です。漱石作品を何から読んでいいか分からない場合は、本作から読み始めることをお勧めします。

 

第2位 川端康成【雪国】

親譲りの財産で、きままな生活を送る島村は、雪深い温泉町で芸者駒子と出会う。許婚者の療養費を作るため芸者になったという、駒子の一途な生き方に惹かれながらも、島村はゆきずりの愛以上のつながりを持とうい――。冷たいほどにすんだ島村の心の鏡に映される駒子の烈しい情熱を、哀しくも美しく描く。ノーベル賞作家の美質が、完全な開花を見せた不朽の名作。 
 ”ザ・純文学” ”美しすぎる文章”。この2つに尽きます。美しい風景描写にはため息が出るほどです。文章を読んでここまで芸術性を感じられたのはこの作品が初めてで、「芸術性」という意味では僕の中でこの作品を超えるものはまだ現れていません。また、単純に美しいというだけではなく、会話の端々から人間の愛情の深さや醜さが表現されている作品です。注釈が少しうっとおしいですが、構成自体はシンプルなので読みやすいというのも魅力の1つかと思います。
 

第1位 三島由紀夫【潮騒】

文明から孤絶した、海青い南の小島――潮騒と磯の香りと明るい太陽の下に、海神の恩寵あつい若くたくましい漁夫と、美しい乙女が奏でる清純で官能的な恋の牧歌。人間生活と自然の神秘的な美との完全な一致をたもちえていた古代ギリシア的人間像に対する憧れが、著者を新たな冒険へと駆りたて、裸の肉体と肉体がぶつかり合う端整な美しさに輝く名作が生れた。 
え?三島由紀夫といえば金閣寺じゃないの?と思われる方もいるかもしれません。確かに一番有名かもしれないですが、今回のテーマである、「読みやすい」ということを考えるとこの作品を押さないわけにはいきません。三島作品はけっこう読んでいるのですが、良くも悪くも登場人物の内面に関する描写が深く長いので、慣れないと少し辛いです。しかしこの作品は情景描写も多く、ストーリーも大変分かりやすい、”爽やかな青春小説”なので、三島由紀夫の作品を読みたいなと思う人はこの作品から読んでみるといいのではないでしょうか。 後読感も大変良いです。
 
 

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