マンボウみたいで面白い種類です。また、メタリックグリーンに輝く美しいフグでもあります。齧りあいは多少覚悟しないといけないですが、気が荒い淡水フグなの中ではめずらしく混泳可能な種類です。また、人工餌に比較的慣れやすい種類ではあるので、初心者が手を出しやすい種類かと思います。今回はそんなブロンズパファーの飼育法に関して解説します。
- どこで販売されているの?価格は?
- 寿命は?
- 大きさはどれくらい?
- 混泳は可能?
- 餌は?人工飼料には餌付くの?
- 海水って必要?
- 適切な水温・水質は?
- フィルターは何を使えばいいの?
- ブロンズパファーがかかりやすい病気と対処法は?
- ブロンズパファーの飼育法まとめ
- 関連記事
どこで販売されているの?価格は?
一般的な熱帯魚ショップでもよく見かける種類です。もし近くにそういったショップが無くても、charmなどのネット通販で探せば、そこまで苦労せずに見つけられるでしょう。5~6㎝程度の稚魚が1000円前後で販売されています。
寿命は?
3~5年です。
大きさはどれくらい?
10~13㎝くらいです。5匹程度であれば45㎝水槽でも混泳可能です。単独飼育であれば30㎝キューブ水槽でも飼育可能です。
混泳は可能?
前述しましたが、淡水フグの仲間ではめずらしく混泳可能な種類になります。ただ、一応可能ではありますが気が荒い淡水フグの仲間であることは変わりはないので、多少のかじりあいは覚悟しましょう。同種・他種関係なくかじってしまう傾向があるので、まずは大きさを合わせて混泳させてみて相性を見てみるしかないかと思います。また、混泳させる場合は土管などのシェルターを入れてあげて、逃げられる場所を用意していあげましょう。
餌は?人工飼料には餌付くの?
生餌の場合は、小赤だったり、メダカがメインになると思いますが、栄養のバランスを考えて、必ず生餌には餌をしっかりあげたうえで与えましょう。また、同じ理由で時々エビなどを与える方がいいです。ただ栄養バランスだったり、管理のしやすさを考えると人工餌に慣れさせた方がいいと思います。
他の淡水フグに比べると人工餌には慣れやすい種類ですが、すぐに慣れない個体に関してはまずはクリルに慣れさせましょう。クリルに関してはこちらの【JUN パファクリル 】がおすすめです。ほかのクリルよりも全然食いつきがいいです。普通のクリルはなかなか食べてくれない・・・という方、ぜひためしてみるといいと思います。水を含ませたときのエビ感?というか生々しさが全然ほかのクリルとは違います。まずはクリルに慣らせることで、”この人は餌をくれるひとなんだ”と覚えさせることができます。それからクリルに混ぜてキャットなどの人工餌を与えるといいです。
海水って必要?
ブロンズパファーは汽水でもなく、完全な純淡水性のふぐなので、塩分は全く必要ありません。なので、アベニーパファーなどのような淡水フグと同じように飼育できます。
適切な水温・水質は?
水温に関しては22~28℃くらいを好みますが、白点病を防ぐためにも26℃以上をキープした方がいいです。水質に関しては中性~弱アルカリ性を好みます。基本的にはそこまで水質に関しては神経質ではないですが、あまり酸性に傾きすぎると調子を崩すので、定期的な水替えを怠らないようにしましょう。
サンゴは必要?
前述したように、酸性に傾きすぎるのはよくないですが、サンゴを入れる量を間違えて、アルカリ性に傾きすぎても逆に調子を崩す可能性があります。なので、定期的な水替えでPHを調整した方がいいと思います。
フィルターは何を使えばいいの?
肉食魚で水を汚しやすいので、濾過力が高くないぶくぶくだったり、投げ込みフィルターだったり、外掛け式のフィルターはあまりお勧めできません。濾過力の高い上部フィルターだったり、外部式フィルターをお勧めします。そのサブ的な役割として、ぶくぶくや、投げ込みフィルターを入れるのがいいと思います。定期的に底床の掃除をするのであればろ過能力の高い底面フィルターもおすすめです。
ブロンズパファーがかかりやすい病気と対処法は?
前述しましたが、白点病にかかりやすい種類です。ただ、他の魚より魚病薬には弱いです。なので、白点病の初期症状であれば
①2、3日かけて水温を2~3℃上げる
②塩分濃度が0.5%になる様に塩を入れる
③毎日1/3の水替えをする
という対応で自然治癒を狙いましょう。
ただ、症状が進んでしまっている白場合は、投薬しないほうがまずいので、迷わず魚病薬を使いましょう。対処法を以下にまとめます。
◆白点病にかかった場合の対処法
飼育水を1/2程度替え、グリーンFリキッドを投入します。(アグデン、ニューグリーンFでも対応できます。)また、塩分濃度が0.5%程度になるように食塩を入れてあげると回復が早くなります。
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ブロンズパファーの飼育法まとめ
いかがだったでしょうか?淡水フグの仲間でありながら混泳可能で、しかも丈夫で飼育しやすい種類なので淡水フグのの飼育を始めるにはおすすめの種類です。また、もしこの記事をきっかけに他の淡水フグも調べたくなった!という方はこちらの【淡水フグの飼い方(餌・混泳・大きさ・適切な水槽サイズ)まとめ 】をご覧ください。飼育難易度別にまとめています。
また、ブロンズパファーを飼育したい!と思っても何を用意していいのか分からないという方も多いかと思います。そういった方はこちら【45cmで古代魚・肉食魚・中型魚を飼育するのに必要な値段はいくら? 】で必要な用品と値段をまとめていまるので、よかったら参考にしていただければと思います。