サメのような見た目をした、おもしろい姿のナマズです。サウスアメリカンシャークキャットとも呼ばれます。サメっぽいと言えば、カイヤンとかパールンもナマズの仲間なのにサメっぽい姿をしてますよね。なぜかナマズはサメっぽい姿をしている種類が多い傾向にあるみたいです。まあ余談ですが(笑)。
ただ、飼育法を調べてみてもあまり多くの情報が出てこなかったので、そういった情報をかき集めて南米シャークキャットの飼育法を解説していきたいと思います。
- どこで販売されているの?値段は?
- 寿命は?
- 餌は?人工飼料には餌付くの?
- 最大サイズ・適切な水槽サイズは?
- 純淡水で飼育可能?海水・汽水じゃないとだめ?
- 適切な水温・水質は?
- おすすめの混泳相手は?【混泳例あり】
- どんなレイアウトにすればいいの?
- おすすめのフィルターは?
- かかりやすい病気は?
- 南米シャークキャットの飼育法まとめ
どこで販売されているの?値段は?
そこまで取り扱いが多い種類ではないので、いるとしたらマニアックな種類も扱っているショップや、大型ショップではないかと思います。もしそれでも見つからなければcharmなどで探してみましょう。
寿命は?
詳しい情報は手に入れられませんでしたが、ナマズの仲間ということだったり、最大サイズなどを考えると5~10年くらいは生きるのではないかと考えられます。
餌は?人工飼料には餌付くの?
雑食性なので、金魚やコイの餌などを与えつつ冷凍赤虫も混ぜて与えるといいです。人工飼料への餌付けは比較的容易にできるでしょう。
なかなか餌付かない場合⇒肉食魚・大型魚への人工飼料の餌付け方法まとめ
最大サイズ・適切な水槽サイズは?
水槽内では30㎝くらいにまで成長します。また、個体によっては40㎝に達することもありますし、なによりよく泳ぐので単独飼育であっても90㎝以上の水槽は用意してあげたいですね。
純淡水で飼育可能?海水・汽水じゃないとだめ?
本種は純淡水種と、成長するにつれて汽水~海水域へと成長に合わせて生息域が移っていく両側回遊種の2種が存在するといわれていますが、見た目で判別することが非常に困難で混同されて扱われており別種であるのか亜種関係にあるのかは定かではありません。
出展:charm
・・・とあります。また、両側回遊タイプの種類に関しては汽水もしくは海水で飼育しないといけないという人もいれば、塩分を入れなくてもある程度高い硬度を保っていれば淡水で状態よく飼育できるという人もいるので、そこは意見が分かれるところです。
まあただやはり両側回遊タイプの場合はしっかり汽水もしくは海水にした方がいいと思うので、まずは稚魚のうちは淡水で飼育してみて、20㎝を超えたくらいになったら少しずつ塩分を加えて様子を見る、という飼育方法をおすすめします。
適切な水温・水質は?
水温は20~26℃くらいを好みます。水質は中性付近を保っていれば問題ないですが、酸性に傾くと状態を崩す傾向にあるので、中性~弱アルカリくらいを保ったほうが無難です。濾過槽にサンゴを入れるなどして調整しましょう。
おすすめの混泳相手は?【混泳例あり】
温和な種類なので、口に入らないサイズの魚であれば混泳可能ですが、なにせ成長に合わせて淡水~汽水・海水に移行していかないといけない種類なので、それに合わせるとなると結構大変です。なので、同種同士の混泳が無難かと思われます。もしくは汽水に移行した段階でアーチャーフィッシュやヒメツバメウオなどと混泳している人もいます。
◆アーチャーフィッシュ↓
◆ヒメツバメウオ↓
◆実際の混泳例
どんなレイアウトにすればいいの?
よく泳ぐので、障害物は極力ない方がいいです。多すぎるとぶつかって体を傷つけてしまう可能性があります。水草に関しては、将来的には汽水・海水にしないといけないので、淡水で飼育している期間は大丈夫です。ただ植える系の水草だとどうしても抜かれてしまう可能性が高いので、アヌビアスナナやミクロソリウムなど、流木や岩に活着させるようなものがいいです。
また、水質が酸性に傾くと状態を崩しやすくなるので、ソイルは避けましょう。若干アルカリに傾けてくれる大磯砂や、水質に影響を与えない底砂を使用しましょう。
おすすめのフィルターは?
大食漢で水をよく汚すので、ろ過能力は大きめのフィルターがいいかと思います。特に理由が無ければろ過力が大きくて管理も簡単な上部フィルターがおすすめです。
また、ナマズ全般酸欠には弱いので、メインのフィルターに加えて水作エイトなどの投げ込みフィルターやぶくぶくをいれてあげるといいです。
かかりやすい病気は?
基本的には丈夫な種類ですが、環境の急激な変化、水質の悪化により、白点病にかかることがあります。ただ、他の魚より魚病薬には弱いので、白点病の初期症状であれば
①2、3日かけて水温を2~3℃上げる
②塩分濃度が0.5%になる様に塩を入れる
③毎日1/3の水替えをする
という対応で自然治癒を狙いましょう。
ただ、症状が進んでしまっている白場合は、投薬しないほうがまずいので、迷わず魚病薬を使いましょう。対処法を以下にまとめます。
◆白点病が重症化した場合の対処法
飼育水を1/2程度替え、グリーンFリキッドを投入します。(アグデン、ニューグリーンFでも対応できます。)また、塩分濃度が0.5%程度になるように食塩を入れてあげると回復が早くなります。
南米シャークキャットの飼育法まとめ
サメっぽいナマズの代表格、南米シャークキャットの飼育法まとめ、いかがだったでしょうか?
海水などがすこし面倒という方は、カイヤンだったり、あと【面白いナマズ】というくくりであればウッドキャットとかフラッグテールポートホールキャットとかも面白いと思います。
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