みなさんザリガニは知ってますよね。だいたいはあの赤いお祭りでよく売られているザリガニをイメージするかと思います。でも実はそれ以外にも青いザリガニや白いザリガニもいるんです。あとはなんと単為生殖(メスだけでこどもを作ることができる!)するザリガニもいるんですよ。
なので一口にザリガニと言ってもたくさんの種類がいますし、水温に気を付けないといけない種類もいます。
今回はそんな、意外と知られていないザリガニの種類とその特徴に関して説明します。
※ミステリークレイフィッシュ・フロリダハマーは、新たに飼育を開始することはできません!
日本で飼育できるザリガニの種類とその特徴は?
全ての種類を挙げるのは大変なので、日本で飼育可能でかつある程度入手しやすい種類に絞って紹介します
アメリカザリガニ
ザリガニと言えば皆さんこのザリガニをイメージするのではないでしょうか。
真っ赤な体色が特徴的なアメリカザリガニです。
一般的なペットショップで購入することもできますし、結構汚そうな用水路などにもいます。またそのレベルの環境にも耐えられるので、水質の悪化にはかなり強い種類です。
最大サイズは15cmくらいです。
フロリダハマー (フロリダブルー)
鮮やかになブルーが特徴的な種類です。後述する青ザリガニと違って成長してもこの青が色褪せないのが最大の魅力です。
最大サイズは18㎝くらいです。またアメリカザリガニと比べると低水温に弱いので冬場は熱帯魚用のヒーターを使用してあげるといいです。
寿命は5~6年です。
白ザリガニ・青ザリガニ・オレンジザリガニ
これらすべてアメリカザリガニの改良品種になります。
色彩豊かな種類ですが、青ザリガニに関しては個体によってこの青の濃淡が激しく、青ザリガニを買ったとしても「これ白ザリガニ?」と思ってしまうくらい青が薄い個体も存在します。
なので美しい青を楽しみたいのであれば先ほどのフロリダハマーを飼育することをおすすめします。
最大サイズは15㎝くらいです。
寿命は5~6年です。
ミステリークレイフィッシュ
なんと、メスだけで単為生殖できるという珍しい種類です。しかも日本国内で見つかっています。
ただその繁殖力のすごさから特定外来生物に指定される可能性が高いと言われているので、飼育したい人は早めの購入をおすすめします。
最大サイズは他のザリガニと比べると小さく、10㎝程度です。
寿命は2~3年です。
日本ザリガニ
アメリカザリガニの存在感が大きすぎて、日本に住んでいるザリガニ=アメリカザリガニとなっている感じがしますが、本種も数こそ激減しいているものの日本に生息しており、しかもアメリカザリガニとは違い昔から日本に生息している、日本固有の種類です。
最大サイズ5~7㎝と比較的小さい種類です。
またもともと低水温できれいな水に生息しているため、高水温や水質の悪化に弱く、初心者向きとは言えない種類です。
飼育の際の注意点
まず日本ザリガニ以外は外来種なので、飼育するのであればしっかり寿命まで育てきるという覚悟をもって飼育を始めましょう。
ガーパイクのように特定外来生物に指定されて、飼育ができなくなってしまう可能性があります。
また、思っている以上に共食いします。特に脱皮した直後など、体の殻がまだ柔らかい時などに狙われることが多いので、基本的には単独飼育か、もしくは大きめの水槽を使用し、隠れ家などを多く設置することをおすすめします。
ここでは各種類の飼育法に関してはざっくりとしかお伝えできていないので、詳しく知りたい方は各種の詳しい飼育法を確認していただくことをおすすめします。