ABYの熱帯魚図鑑

初心者の方でも、初めて熱帯魚を飼育する方でも分かりやすくお伝えできればと思います。よろしくお願いします♪ちなみにABYとはアクアブロガーよしきの略です(´・ω・`)

初心者でも飼育できる金魚は?金魚の種類と特徴の飼育難易度別まとめ

調べると分かると思いますが、金魚ってたくさん種類がいて何を飼育していいのか分からないし、飼育難易度とかも分からないという方も多いかと思います。

なので今回は魚の飼育が初心者でも飼育できるような種類から、ある程度飼育経験がないと厳しいかもしれない種類について、まとめていきます。

全種類網羅するのはきついので、ある程度入手しやすい種類にしぼってまとめていきます。 

この記事は原色金魚図艦-かわいい金魚のあたらしい見方と提案を参考に作成しました。

 

飼育難易度:容易(初心者向き)

もし金魚を飼育したいけど何から飼育していいか分からない方はこの【初心者向き】の種類から選んでいただくと失敗する可能性は減るかと思います。

和金型

金魚の元であるフナに最も近い体型をしてるということもあり、金魚の中でもっとも丈夫で飼育しやすい種類の一つです。個人的には一番丈夫な種類だと思います。

なのでそういった意味で初心者の方におすすめできますが、もしかしたら一般的にイメージされる【金魚】とは形が違うかもしれないので、そこを気にする人はあとで紹介する琉金がおすすめです。

ただ丈夫さでいったらこちらの方が上です(個人的には)。

和金

カラフルなフナって感じですね(笑)。ただ尾の型はフナと同じフナ尾だったり三ツ尾だたり四ツ尾だったりします。

成長すると30㎝を超えてくる個体もいるので、そうなると迫力はかなりのものです。綺麗さと迫力を兼ね備えてる種類です。

【詳しい飼育法はこちら↓】

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コメット

和金と似てはいますが、尾の型が違います。コメットの尾は【吹き流しフナ尾】と言ってフナ尾を長く伸ばしたような型になります。また成長とともに背びれも胸びれも長くなり、大変美しいです。

色によって名前が変わる場合もあり、例えば写真は赤と白の更紗模様ですが、色が黄色の種類をゴールデンコメットとかイエローコメットと呼びます。

その他の特徴は和金と同じです。

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朱文金(シュブンキン)

キャリコ(三色)出目金とフナとの交雑種です。尾はコメットと同じ【吹き流しフナ尾】です。また同じように背びれも胸びれも長くなります。

写真で見たら分かるように、下の黒色や赤色が透ける透明な鱗(透明鱗)と普通の鱗が混在している美しい色彩の金魚です。

特に透明鱗の下から黒色が透けて青っぽく見えるのを【浅葱色】を呼び、この色がメインになっている個体は良いとされています。

琉金型

いわゆる金魚と言われて一番思い浮かべやすいのがこの琉金型の金魚かなと思います。あの出目金もこの部類に入ります。

初心者向きでかつ金魚っぽい金魚を飼育したいという人にはおすすめです。

琉金

ザ・金魚という感じの金魚です。和金から作出された金魚ですが、より丸みを帯びた形をしています。尾は種類によって三ツ尾だったり四ツ尾だったりします。

色に関してもたくさんの種類があり、赤と白の更紗模様も個体がいたり、キャリコ(三色)柄の個体などもいます。

またその尾びれの形も様々で先ほどの三ツ尾・四ツ尾以外にもショートテールの個体や、ブロードテール(体に対して水平に伸びる尾で、横にふわっと広がるのが特徴)の個体がいたりと、柄・尾の型ともにバリエーションに富んだ種類です。

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出目金

出目金と言えば写真のような黒い個体をイメージされる方が多いですが、実は最初に生まれた出目金は琉金からの突然変異で生まれた赤出目金です。その後黒出目金⇒キャリコ出目金が生まれました。

飛び出ている目が特徴的な種類で、尾の型は三ツ尾、四ツ尾、サクラ尾です。サクラ尾とは、三尾の真ん中の尾のキレ込みが四尾よりも深くなく、上から見たときにの桜の花びらに見えることからこの名前が付けられています。最近はショートテールの個体もちらほら見受けられます。

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オランダ獅子頭型

オランダ獅子頭(以下オランダ)型の金魚は琉金をルーツにもち、長い鰭と成長とともに大きくなる頭の肉瘤(にくりゅう)が特徴的な種類です。大きく育ち迫力がある金魚です。

オランダ獅子頭

大きく育つ金魚で、普通に飼育していても20㎝は超えるので余裕を持った大きさの水槽を用意しましょう。最低でも60㎝水槽は必要になるかと思います。

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丹頂

赤く盛り上がる頭頂部が日本の丹頂鶴に似ていることからこの名前が付けられました。中国タイプと日本タイプが存在し、中国タイプは小さい頃から頭頂部が大きくなります。一方日本タイプは、その頭頂部の大きさだけにこだわらず、尾びれの長さなども含めた全体のバランスが整うように作出されています。

その他の飼育法などに関してはオランダと同じです。

東錦

オランダとキャリコ出目金の交雑種です。

下の黒色や赤色が透ける透明な鱗(透明鱗)と普通の鱗が混在している美しい色彩の金魚です。

特に透明鱗の下から黒色が透けて青っぽく見えるのを【浅葱色】を呼び、この浅葱色をベースにバランスよく赤・黒が入る個体が良いとされています。

飼育法はオランダに準じます。

青文魚

 真っ青は無いですが、銀でも黒でもない独特の色彩をもつ種類です。オランダ型の中では頭頂部が大きくなりにくい種類です。

飼育法はオランダに準じます。

 

飼育難易度:普通

そこまで難しくはないですが、最初にあげた種類と比べると若干気を使わないといけない部分があるので、まずは初心者向きの個体で飼育技術を磨いてからチャレンジするといいかと思います。

らんちゅう型

この種類の金魚の特徴は何と言っても背びれがないことと大きく盛り上がる肉瘤ではないでしょうか。

ただ、背びれがないので泳ぎが上手くなく、強い水流なども苦手なので使用するフィルターもよく選ばなければいけません。

またその他の金魚と比べると水質の悪化に弱く、病気にもかかりやすい面もあります。

なので飼育難易度は【普通】とさせていただきました。

らんちゅう

らんちゅうは、背びれのない【マルコ】を改良した種類です。らんちゅうは本来上からみる魚なので、水槽飼育する場合は上からでも見られるようにしておくとより魅力を味わえるかと思います。

水流を強くしすぎないことと、水質の悪化に注意してさえればあとは他の金魚を飼育法は変わらないです。

最大で15~20㎝くらいに成長します。

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ライオンヘッド

先ほどらんちゅうは上から見るもの、お話ししましたが、このライオンヘッドはぜひ水槽で飼育してほしい金魚です。

ふつうのらんちゅうと違い、エラ蓋も大きく盛り上がり顔全体が丸くなるので、写真のように水槽内で大変可愛らしい表情を見せてくれます。

水槽でらんちゅうを飼育したいという方には大変おすすめの種類です。

飼育上の注意点などはらんちゅうに準じます。

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江戸錦

下の黒色や赤色が透ける透明な鱗(透明鱗)と普通の鱗が混在している美しい色彩の金魚です。

特に透明鱗の下から黒色が透けて青っぽく見えるのを【浅葱色】を呼び、この色が本種の大きな魅力の一つとなっています。

飼育上の注意点などはらんちゅうに準じます。

水泡眼

本種の特徴である水泡は、下まぶたが肥大化したもので、そこには体液が満たされています。またこの水泡は成長とともに肥大化していきます。

手荒に扱ってしまうとこの水泡が割れてしまう可能性があるので、混泳魚に気を使ったり(動きが速い種類との混泳は避けましょう)、角がとがっているアクセサリーは入れないようにしましょう。まだ移動させる時もアミを使うのではなく、ビニールやボウルに入れてあげるようにしましょう。

その他の飼育方法はらんちゅうと同じで大丈夫です。

頂天眼

なんと言ってもその目が特徴的な金魚です。目が上向きについていることから、浮上性の餌を好んで食べますが、底に沈んだ餌でも器用に食べます。

また金魚の中では視力が弱く、水槽の底の方でじっとしていることが多いので餌を食べられているのかをしっかり確認する必要があります。

その他の飼育方法はらんちゅうと同じで大丈夫です。

飼育難易度:難しい

ふつうの金魚と同じ飼育法だと太刀打ちできないような種類なので、事前にしっかりと情報を得ることと、その情報をもとに正しく飼育し続ける必要があります。

それができるのであればいいと思いますが、そうでないと失敗する可能性が高い金魚たちです。

 

南京

 

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出展:http://mizumono.com/zukan/goldfish/kingyo/005690.php

松江、出雲地方にて長い間飼育されている種類です。それ以外の地方だと気候の違いから長期飼育が難しい種類です。ただ最近は改良も重ねられており、中部・関東で生まれた個体も増えてきています。

しかしなんにせよ情報が少ないので、ショップの詳しい人に聞いてみるしかないかと思います・・・。

土佐金

 高知県、土佐地方の地金です。平付け反転尾という土佐金独特の尾を持っています。尾の美しさを重視した金魚なので、本種に適した環境を用意していあげることが大切です。

泳がせ過ぎによる尾の傷やしわを防ぐために、太陽光よる対流を利用します。野外で丸鉢を使用し、昼間は自然な対流を起こすことで泳がし、夜はしっかりと尾を休ませます。

またその場合ろ過器も使用しないので、基本的には毎日の水換えが必要になります。 

そういったことから他の金魚とは飼育方法がかなり違うので、飼育難易度は高めです。 

ピンポンパール

そのかわいい見た目から、衝動買いしてしまったけど上手く飼育できずに☆になってしまった・・・・という経験をお持ちの方もいるかもしれません。

本種はもともと東南アジアで作出されているので、普通の金魚と同じようにしいくしてしまうと、特に冬場などはその低水温い耐えられずに白点病になったり、そのまま☆になってしまうことが多いです。

なので冬場はヒーター必須になります。ただ、それ以外は他の金魚と飼育法は同じで大丈夫なので、上で挙げた2種と比べると飼育難易度は下がります。

また、最近は国内でより丈夫なピンポンパールの作出に力を入れているショップもあり、そこらへんから購入するとより容易に飼育できるかもしれません。

【詳しい飼育法はこちら↓】

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まとめ

いかがだったでしょうか?これで大体の飼育難易度の目安は分かったかなと思います。

ただこの情報だけではやはり飼育するには不十分なので、しっかりと各種類の飼育法を調べた上で飼育を始めてくださいね。