ABYの熱帯魚図鑑

初心者の方でも、初めて熱帯魚を飼育する方でも分かりやすくお伝えできればと思います。よろしくお願いします♪ちなみにABYとはアクアブロガーよしきの略です(´・ω・`)

【初心者向け記事】金魚の飼育法を簡単に解説します

金魚すくいや、ペットショップなどで金魚を見かける機会は結構多いと思いますが、周りの人の話を聞いていると【意外と正しい飼育方法知らないんだな】と感じることが多いです。

水槽の大きさに対して飼育匹数が多すぎたり・・餌をあげすぎたり・・・一緒に飼育できる魚の選択を誤っていたり・・・・

という現状があったので、実際プライベートや飼育したことがあり、前職のペットショップでも販売していた経験から、特に初心者に向けて金魚の飼育法を簡単に解説したいと思います。

 

まずは飼育したい金魚を選ぶ

飼育する前にまずは飼育する金魚を選ぶ必要があります。金魚と一口にいってもその種類はかなり多いです。

金魚を飼育するのが初めてとか、初めてとは言わなくても飼育経験がほとんどないとう場合は当たり前ですけど飼育難易度が低い種類がいいですよね。【初心者でも飼育できる金魚は?金魚の種類と特徴の飼育難易度別まとめ 】でも解説していますが、一番丈夫で飼育しやすいのは和金・コメット・朱文金(シュブンキン)などの、いわゆる和金型の金魚です。

それだと少し金魚感が足りない・・・という場合は琉金・出目金などの琉金型の金魚を選ぶといいです。

参考のために画像を載せておきます↓

和金

◆琉金

 

画像の通り和金の方が原種であるフナに形が違います。まあ好みですね。和金の方が丈夫ですけど、琉金の方が金魚っぽいですね。

ピンポンパールはかわいいので飼育したいと思う方も多いかもしれないですが、意外とデリケートだったりするので、あまり初心者向きとは言えない種類です。

金魚と一緒に飼う魚はどう選べばいいの?

ちなみに魚を一緒に飼育させることを【混泳】と言います。その混泳相手の話を詳しくしていきます。

金魚同士の混泳に関して

まずは金魚同士の混泳に関して。これに関しては金魚の形を合わせた方がいいです。ざっくり【鮒形 (ふながた)】【丸形 (まるがた)】【樽形 (たるがた)】に分けられます。

 

・鮒形 (ふながた)

⇒和金、コメット、朱文金(シュブンキン)等

・丸形 (まるがた)

⇒琉金、出目金、オランダシシガシラ、ピンポンパール等

・樽形 (たるがた)

⇒らんちゅう、江戸錦、水泡眼、頂天眼等

 

金魚の形は上記の通りです。和金とコメットの混泳はアリですが、和金と琉金の相性はいまいちです。

もちろん生き物なのでこれが全てではないですけど、一般的にはこのルールを守ってもらえれば大きな失敗はしないかと思います。

他魚との混泳に関して

この混泳相手に関しても、最初は無難な種類を選んだほうがいいです。最も無難なのが

どじょうではないでしょうか。どじょうであればどんなタイプの金魚とでも混泳可能です。またタナゴも鮒形の金魚とであればまあ上手くいくでしょう。

 

必要なもの(用品)をそろえる

飼育する金魚が決まったら次は必要な用品を揃えましょう。必要なものはざっくり以下の通りになります。

・水槽

・水槽台

・ろ過器

・ライト

・水温計

・砂利

・餌

・アミ

・水替え用のホース

・カルキ抜き等の水質調整剤

・(必要なら)水草

・(必要なら)ヒーター

以上内容に関して詳しく説明していきます。

水槽

水槽に関しては、現在はライトやフィルターが一緒になってる便利なセットが売られているので、それを利用するのが賢いかと思います。

◆水槽セットを見る↓

チャーム本店

水槽の大きさに関しては、単独飼育であれば45㎝水槽、3~4匹(和金型、オランダ型の金魚は大きくなるので2~3匹)であれば60cm水槽、それ以上の匹数を飼育する場合は最終的には90㎝以上の水槽が必要になります。

※和金型、オランダ型とかよく分からないという方はこちら→初心者でも飼育できる金魚は?金魚の種類と特徴の飼育難易度別まとめ 

ただここで金魚用のセットを見てみると、飼育を始めるのには適しているけど最後まで飼育するには心もとない大きさになっています。

なので最初は気軽にGEX 金魚元気水きれいセットL (Sサイズから売ってますが、可能な限り大きい方が水質が安定するので初心者の方はLを買った方がいいです)等で飼育を始めつつ、狭くなってきたら60㎝水槽のセットを買ってしまった方が水質の悪化が遅いですし、段階を踏んで水槽を購入するよりもコスパもいいです。

もちろん最初から60㎝水槽で一式そろえられるのであれば、最初は少し寂しい感じもしますがそちらの方がいいと思います。

ちなみに金魚鉢に関してはおすすめしません。一部金魚鉢での飼育の方が向いている種類もいますが、水量も少ないし、設置できるろ過器も限られるので初心者には向きません。

水槽台

 水槽台にはざっくり分けると

・スチールタイプ

・木製タイプ

・木目タイプ

のものがあります。木製タイプと木目タイプの違いですが、木製は表面も含めてすべて木で作られているもので、木目タイプのものは、表面に木目のプリント化粧板が貼られているものです。このプリント化粧板は水に弱いので、使用期間が長くなるほどはがれていってしまいます。また、木目だけでなく、白だったり黒のプリント化粧板が貼られている場合もありますが、こちらも同様に水に弱いです。なので長期間使うとなるとあまりおすすめできません。

なのでスチールタイプか木製タイプが個人的にはおすすめです。ちなみにスチールは安価で、木製タイプは高価です。

ろ過器

ろ過器といっても色々あります。金魚が小さいのであれば最初はGEX 金魚元気水きれいセットL についているぶくぶくでもいいと思いますが、水槽を大きくする段階で上部フィルターに切り替えたほうがいいです。ろ過能力が高いですし、メンテナンスも簡単です。

ろ過能力という点で言うと底面フィルターも高いですが、砂利の中を定期的に掃除しないといけないので、それがめんどくさいのであれば上部フィルターがいいでしょう。

ライト

 

ライトはなんでもいいです。ただ、金魚の赤をより強く表現したいということであれば金魚を美しく魅せる LEDライトなどを使ってもいいかと思います。

水温計

これもなんでもいいです。

砂利

砂利は、実は飼育だけを考えたら敷かなくても大丈夫なのです。むしろフンや食べ残しの掃除もしやすいので、管理面も楽になります。なのでめんどくさがりのひとは【敷かない】という選択肢もありかもしれません。

でも個人的には敷いた方がいいと思います。大きい理由としてはやはり見た目ですね。敷いた方が格段に良くなります。また、ろ過バクテリアも繁殖しやすくなります。

何を敷くかですが、これも水質をアルカリ性にしてしまうサンゴ砂を除けば基本的には何でもいいです。粒が小さすぎると底を掃除するときにその砂利も吸い込んでしまうので、砂のように粒が細かいのはおすすめできません。スドー 熱帯魚・金魚の砂 桜大磯砂とか普通の大磯砂がいいのではないでしょうか。

熱帯魚ショップで普通に売られている人工飼料を与えれば問題ないです。初心者の方は、餌の食べ残りを処理しやすいように浮上性の餌を与えることをおすすめします。また、栄養のバランスを考えてマツモなどの水草を餌として入れるのもありです。

魚を掬う用の網

なんでもいいですが、網目が細かい方が金魚を傷つけないのでおすすめです。

水換え用のホース

砂利を敷いて飼育している場合は、砂利の中の汚れも一緒に吸い出せるようなタイプのホースがいいです。僕は水作 プロホースを使っていますが、まあこれも砂利の中の汚れも一緒に吸い出せるタイプであればなんでもいいです。

ただ、自分の水槽の水深に合ったものでないと上手く吸い込んでくれないのでそこは注意しましょう。

カルキ抜き等の水質調整剤

水道水には、カルキ以外にも魚にとって様々な有害物質が入っているのでそれらもまとめて取り除けるような水質調整剤がいいかと思います。僕はテトラ パーフェクトウォーターを使ってますが、エーハイム 4in1とかでも問題ないでしょう。

(必要なら)水草

必須ではないですが、先ほども触れた通りレイアウトとしても餌としても機能します。ただレイアウト用として入れていても食べれられてなくなる・・・みたいなことが結構あるので、葉が柔らかいマツモ・アナカリス・カボンバなどのいわゆる【金魚藻】と呼ばれている種類は餌と割り切った方がいいかもしれません。

もしそれでも水草を入れてレイアウトを組みたい、という場合はアヌビアスナナなどの葉が硬い水草がおすすめです。

◆アヌビアスナナ↓

(必要なら)ヒーター

通常は無くても飼育できますが、ピンポンパールなど、低水温に弱い種類には入れてあげましょう。

また、暖房をつけたり消したりする部屋に水槽を置いてしまうと、その水温の変化で病気にかかってしまう可能性があるので、そういった場合もヒーターを設置した方がいいでしょう。

あと、室内飼育であっても冬場はあまり活発に動かなくなります。そこで餌をあげすぎると消化不良になってしまったり、水質の悪化につながってしまいます。なので冬場もいつも通りの飼育をしたいという場合はヒーターが必要です。

これらのことを考えると、初心者の方はヒーターを入れた方が飼育はしやすいかもしれせん。

水槽のセッティング

 

まずは水槽を置く場所を決めましょう。水槽を置く場所に関しては、前提として水平で、安定した場所になります。それを前提としたうえで、ここは避けてほしいというところを紹介します。

 

×テレビなどの電化製品の近く

⇒地震などでもし水槽が落ちてきた場合、故障の原因となります。

 

×ベッドのそば

⇒上記と同じ理由で、もし落ちてきた場合にケガの原因になります

 

×窓際

⇒直射日光が当たるので苔が生えやすい。また、温度変化が激しいので、状態を崩す原因となります。

 

×玄関

⇒温度変化が激しいので、状態を崩す原因となります。

 

×畳の上

⇒水槽の破損の原因となります。

 

×水槽台ではない家具の上

⇒必ず専用の水槽台に置きましょう。

 

水平で、安定した場所という条件に加えてこれらの条件の場所には水槽を設置しないようにしましょう。

水合わせ

水槽を設置したらいよいよ水合わせです。水合わせとは導入前に袋内の水温・水質と、水槽内の水温・水質をできる限り同じにして魚の負担を減らす作業のことです。やり方を簡単に解説します。

①袋のまま水槽に30分くらい浮かべて袋の水温と水槽の水温を合わせる

➁袋の水を1/3ほど捨てて、捨てた量と同量(だいたいでok)の水を少しずつ入れる(この時も水槽に袋を浮かべたまま)

➂➁の作業を3~5回繰り返す

これらの作業を行うことによって水温・水質の急変を防ぐことを水合わせと言います。ちなみにこれは僕がオリジナルでやっている方法で、よりしっかりと行いたい場合はこちらのサイトをご覧ください↓

水合わせ方法・トリートメント方法|チャーム

日々の管理はどうすればいいの?

日々の管理で言うと、大きいのは餌やり水換えではないでしょうか。あとは病気になった時の対応ですね。この3つに関して詳しく解説します。

餌やり

まずどんな餌を与えればいいのか迷うかと思いますが、上でもすこし触れたように、熱帯魚ショップで普通に売られている人工飼料を与えれば問題ないです。初心者の方は、餌の食べ残りを処理しやすいように浮上性の餌を与えることをおすすめします。

与える頻度ですが、新たに水槽を導入してから2週間くらいはまだろ過バクテリアが安定していなので、餌の量を控えめにしたほうがいいでしょう。具体的には1日1回、1~2分で食べきれる量を与えましょう。

※ろ過バクテリアって何?という方向け記事⇒【初心者向け】熱帯魚飼育方法を簡単にまとめました

また、その後も基本的には(品評会とかに出すのでなければ)餌の量は控えめくらいのほうが水が汚れにくいので、飼育は上手くいきます。1日1回でも特に問題ないです。早く大きくさせたい場合は、1日4回を限度に餌を与える頻度を増やしてあげるといいです。

あと水温が下がっているときは餌をあまり食べないので冬場などは餌の量を少なめに調整しましょう。

水換え

基本は週1回全水量の1/3を換えます。この時に水槽の水を吸い出すだけでなく、砂利の中もプロホースなどを使って掃除してあげましょう。水槽の水を全部換えたいと思う方もいるかもしれませんが、それをしてしまうとろ過バクテリアが一気にいなくなってしまうのでよほどのことがなければ避けた方がいいです。

病気になったら?

金魚は「病気のデパート」と言われるくらい様々な病気にかかります。また人間と同じく早期発見、早期治療、もっと言えば病気の予防が最も大切です。なので日々の観察を怠らないようにしましょう。

病気になってしまった際の対処法に関しては、ここで詳しく書くとかなりの量になってしまうので、詳しくはこちら【熱帯魚がかかりやすい病気まとめ~症状・原因・治療法まで~ 】をご覧ください。熱帯魚と書いてありますが、金魚であっても対処法は同じです。

繁殖方法は?

まず雌雄の判別方法ですが、金魚の繁殖時期である3~6月ぐらいになると、オスのエラ蓋に追い星という白い斑点がでてきます。ここで見分けます。

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出展:http://sakana-tachihara.com/2018/04/10/https-wp-me-p8ix9b-1bd/

総排泄腔(フンがでてくることろ)を見て見分けるというやり方をありますが、かなり良く見ないと分からないので中~上級者向けの見分け方です。

繁殖期になると、オスがメスを追いかけ始めます。そのタイミングでアナカリス・カボンバ、マツモなど、卵を産み付けられる水草を入れてあげましょう。

卵が産みつつけられているのを確認したら、その水草ごと別水槽に移します。その別水槽にもエアレーションをしてあげるのを忘れないようにしましょう。怠ると卵が白く濁って腐ってしまいます。

稚魚が生まれたら、しばらくは水槽壁面などにくっついて動きませんが、数日たつと動き始めます。そのタイミングで冷凍ベビーブラインシュリンプや、市販の冷凍ブラインシュリンプや、ひかりパピィなど稚魚用の餌を与えましょう

金魚の飼育法まとめ

いかがだったでしょうか?気軽に手に入れられますが、意外と気にしないといけないところは多いです。

なのでしっかりこの記事を読んで、基本的な知識を得た上でショップの店員さんにも聞いたりして長く付き合ってあげてくださいね。