ピラニアピラヤは、サンフランシスコ川流域に生息してる大型のピラニアの一種で、現地では人食いピラニアとしても呼ばれていたりします。腹部から体側にかけてオレンジ、もしくは黄色の体色を示し、星のように煌めく鱗が美しい大変人気の高い種類です。
意外と雑食性で、基本的には小魚や水生昆虫を好んで食べますが、植物の種なども食べます。そして他のピラニアと比べると比較的温和な性格をしています。
今回はそんなピラニアピラヤの飼育法に関して解説します。
- どこで販売されているの?価格は?
- 寿命は?
- 大きさ・適切な水槽サイズは?
- 適切な水温・水質は?
- 餌は?人工飼料には餌付くの?
- 混泳は可能?
- おすすめのフィルターは?
- どんなレイアウトにすればいい?
- ピラニアピラヤの飼育法
どこで販売されているの?価格は?
普通の熱帯魚ショップではあまり見かけない種類です。大型のショップか、もしくは肉食魚に力を入れているようなショップでないと見つけるのは難しいでしょう。
もしそういったショップが近くに無い場合はcharmなどのネット通販を利用するといいでしょう。常にストックされているような種類ではないので、すぐに見つかる、という訳ではないかもですが、根気よく探せば見つかるはずです。
価格に関してですが、10㎝前後の個体で20000円前後と割と高いです。30㎝を超えるような大型の個体だと10万円を超えることも珍しくないです。
ピラニアナッテリーみたいにブリード個体が出回るようになればもっと安くなると思うんですけどね・・・・。
寿命は?
10~12年くらいです。長生きの種類は15年くらい生きます。
大きさ・適切な水槽サイズは?
水槽内ではだいたい30㎝くらいで成長が止まることが多いですが、自然界では50㎝を超える個体も存在します。
まあなので大きい個体を購入しない限り35㎝くらいが上限だと思っていいかなと思います。上限が35㎝なので、単独飼育であれば60㎝水槽でも飼育できますが、結構ボリュームがあるので60㎝規格水槽だと狭く感じてしまうかもしれません。
なので単独飼育であっても60×45×45とか、90㎝水槽を用意してあげた方がいいかなと個人的には思います。
また、他のピラニアと同じく臆病なので、できれば複数飼育してあげてほしいです。そう考えると90㎝水槽が妥当ではないでしょうか(でもピラニアピラヤの複数飼育って揃えるだけでもお金かかりますよねー笑)。
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適切な水温・水質は?
水温は23~28℃くらいを好みます。
水質は弱酸性~中性を保っていれば問題ないです。
餌は?人工飼料には餌付くの?
餌に関してはメダカや冷凍赤虫などの生餌を好みますが、カーニバルなどの人工飼料にも簡単に餌付きます。
もしそれでもなかなか餌付かない場合は【肉食魚・古代魚・大型魚への人工飼料の餌付け方法まとめ】をご覧ください
混泳は可能?
ピラニアの中では比較的温和な種類ですが、それでも他種との混泳は基本不可です。ただ単独飼育だと臆病でなかなか前に出てきてくれないので、3~5匹くらいの同種同士の混泳をおすすめします。
ただ、少しでもお腹が空くとすぐに噛み合いを始めてしまうので、空腹の期間を極力少なくなるよう餌はこまめに与える必要があります。
おすすめのフィルターは?
単純にろ過力が高く、また様々なコードなどが隠せることから、本当はオーバーフローがいいのですが、高価でなかなか手が出せないという人も多いと思うので、そういった場合は上部フィルターを使用することをおすすめします。
外部式フィルターもろ過力は高いのですが、いかんせんメンテナンスがめんどくさいので本種のような肉食魚で水をよく汚す種類の場合にはあまりおすすめできません。
なのでろ過力が高く、メンテナンスも容易な上部フィルターをおすすめします。ただ実際に飼育している人を見ると、上部フィルター単体で使用している人は少なく、それに加えて大きめのぶくぶくを入れてエアレーションをしたり、水作エイトなどの水中フィルターを入れている人が多いです。
どんなレイアウトにすればいい?
底床の掃除がめんどくさいという人はベアタンクでもいいかと思います。ただそれだとやっぱり殺風景だなと思う人もいるかと思います。僕もそう思います。
なのでそういった方は、薄ーく底床を敷くのがいいのではないでしょうか。だいたい目安2~3㎝くらいですかね。ちなみに、60㎝規格水槽の場合は厚さ1cmにつき1.8L、90㎝規格水槽では厚さ1cmにつき約4L敷く必要があるので、一つの目安としてお考え下さい。
ピラニアピラヤの飼育法
いかがだったでしょうか?ピラニアと聞いただけでハードルが高いと思ってしまう方も多いかもしれませんが、実はピラニアって本種のような美種がけっこう多いので、挑戦しないのはもったいないと思います。なのでみなさん、ぜひ飼育にチャレンジしてみてくださいね。
また、ピラニアピラヤは値段的に少しハードルが高いという方はピラニアナッテリーというピラニアをおすすめします。ブリード個体であれば1匹500円くらいで購入できますし、ピラニアピラヤとはまた違った美しさを楽しめるかと思うのでおすすめです。