熱帯魚水槽のコケ取り生体って結構多いですよね。
オトシンクルスだったり、アルジーイーターだったり、エビ、フライングフォックス等々・・・
でも日本淡水魚水槽のコケ取り生体ってエビ以外はなかなかパッと思いつかないかと思います。
なので今回は日本淡水魚水槽でも飼育できる(ヒーターなしでも大丈夫!)コケ取り生体をまとめます。
ヤマトヌマエビ
コケ取り生体の元祖にして原点(よく分からないけど笑)といっても過言ではないヤマトヌマエビ。
熱帯魚の水草水槽でもよく用いられます。
コケ取りの能力も高いですし、どこにでも売っているので、特にこだわりが無ければコケ取り生体は本種でいいのではないでしょうか。
ただ、葉が柔らかい水草(日本淡水魚水槽だとカボンバなどでしょうか)は食害を受けてしまう可能性があるので、もし食害が見られた場合はエビ用の餌を与えるなどして対応しましょう。
あと、まあこれは甲殻類全般に言えるのですが、農薬にかなり弱いです。なので水草を水槽に入れる場合は、農薬が使われていない国産の水草を入れるか、外国産の水草を入れる場合は、必ず【水草その前に】を使用して農薬を取り除きましょう。
ただそれでも完全に取り除けない場合もあるので、不安な人は国産水草を使用した方がいいかなと思います。
ちなみに、本種は水槽内でも繁殖は基本的には不可です。普通に飼育して繁殖することはありません。抱卵後、汽水に移してあげる必要があるのですが、その後の対応が難しく、生まれるところまでいっても生体まで育てるのがすこぶる難しいです。
なので繁殖は【不可】だと思っておいたほうがいいです。
ミナミヌマエビ
ヤマトヌマエビとそんな変わらないような感じもしますが、本種の方が小さく、コケ取り能力も低いです。
ただ、ヤマトヌマエビと違って本種は水槽内で簡単に繁殖できます。あと見た目が可愛らしいです(個人的な感想ですが)。
また、コケ取り能力が低い分、食害の被害もヤマトヌマエビと比べると少ないので、その点も魅力かなと。
単純なコケ取り生体としての力はヤマトヌマエビには劣りますが、【飼育する】ということを考えたら本種もなかなか魅力的かなと思います。
石巻貝
こちらの貝も、ヤマトヌマエビと並んで代表的な日本淡水魚水槽のコケ取り生体の一種ではないでしょうか。
コケ取り生体としては優秀ですし、水草を食害することもないですが、その見た目は評価が分かれるところですね。
水槽の前面にくっついてぱくぱくしているのが【かわいい】となる人もいれば【気持ち悪い】となる人もいるかと思います。
コケ対策に特化するのであればかなりおすすめです。
サザエ石巻貝
上記石巻貝に角を生やした感じの種類です。
石巻貝と同様にコケ取り能力が高く、コケ取り生体として優秀です。見た目も石巻貝よりも面白いので、ビジュアル的にも〇ですね。
貝はコケ取り能力は高いけど見た目に抵抗がある・・・・という方も導入しやすいのではないでしょうか。
フネアマ貝
コケ取り貝の中でも特に性能が高いことで知られている貝です。
ただこちらの貝の原産地が比較的あたたかい、日本の紀伊半島以南、四国、九州、沖縄、熱帯インド太平洋のだったりするので、低水温には弱いです。
それでも低水温にある程度の耐性はありますが、10℃を下回るとさすがに厳しいかと思います。なので冬場に室内でも10℃を下回る地域の場合はヒーターで加温する必要があります。
またヒーターを設置するときには必ずカバーも付けてあげましょう。裸のまま入れるとそこに貝がくっついてやけどする可能性があります。
水質への対応能力も高いですが、もともとは汽水域に住んでいることもあり、純淡水の環境でも飼育可能でが、あまり酸性に傾きすぎる環境は好みません。
定期的に水換えをしましょう。
シマカノコ貝
縞模様が美しいということで有名なコケ取り貝です(個人的にはこの模様が気持ち悪いと思ってしまうのですが・・・笑)。
見た目以外の特徴は上記フネアマ貝と同じです。
10℃を下回ったり、酸性に傾きすぎた環境を好みません。
ニジイロボウズハゼ
日本淡水魚の中で珍しくコケ取り魚としてしっかり働いてくれる種類です。フナとかカネヒラとか追い付かれとかも一応コケをついばんではくれますが、コケ取り魚としての動きとしてはいまいちです。
本種に関しては、貝ほどではないですが、日本淡水魚の中ではしっかりと働いてくれます。また本種に限らず岩などにくっつく系の口を持つボウズハゼの仲間は結構コケを食べてくれます。
日本淡水魚版オトシンクルスという感じでしょうか。しかもその色彩も美しいので、見た目にもこだわる人にはおすすめです。
価格も1匹1500円位からという、比較的安価での購入が可能です。
まとめ
まとめです。
迷ったらエビを選べば問題ないかと思います。
雑なまとめですいませんが、まあこんな感じですかね。
ではでは