春とか秋とかならいいけど夏とか冬って旅行にいくとなると心配ですよね。
今回は夏に旅行に行ったときにメダカの水槽はどうすればいいの?という疑問に答えていきます(冬バージョンはまた後日あげますね)。
また、本記事は、屋内で、かつ金魚鉢とかスイレン鉢などではなく、ちゃんとした水槽での飼育を前提としています。
夏の旅行中にメダカの餌はどうすればいい?
基本的にはそんなに毎日餌は食べなくても大丈夫なので、2泊3日くらいの普通の旅行であれば餌の心配はしなくて大丈夫です。健康な個体であれば1週間くらいは何も食べなくても大丈夫です。
むしろ絶対にしてはいけないことは『旅行行ってるときに餌食べられなくてかわいそうだからいつもよりたくさん餌をあげよう』です。
消化不良を起こしてしまう、残して水質を悪化させてしまう、たくさん糞をして水質を悪化させてしまう、などたくさんの悪影響がでる可能性があるので絶対にやめましょう。
ほんとに心配であれば、自動餌やり機を使用するのはありかと思います。ただ、旅行中は水換えができないので、確実に食べきれる量で設定する必要があります。
水温の上昇にはどう対応すればいい?
これは夏の旅行中に一番気になるところではないでしょうか。
理想は『水槽用のクーラーを利用する』or『ずっと部屋の冷房を付けておく』です。メダカ飼育で水槽用のクーラーを持っている人は少ないと思うので、『ずっと部屋の冷房を付けておく』の方が現実的かと思いますが。
特に去年(2023年)と今年(2024年)みたいな猛暑の夏は、多少電気代がかかってしまったとしても、部屋の冷房を付けっぱなにしておいて、確実に水温を低く保つことを強くおすすめします。
ただ、どうしても電気代が・・・という方は以下の方法を検討してみてください。
エアレーションを多めに
【夏のメダカの室内飼育における水温対策について解説します - ABYの熱帯魚図鑑
】でも書きましたが、夏場は酸欠になりがちなので、エアレーションを強くできるなら強くしてあげましょう(強くしすぎるとメダカがそのエアレーションで流されて疲れてしまうので注意)。
また、エアーの量を調整できるやつじゃないなら、新たにもう一つ買うか、いっそのこと調整できるやつを買ってもいいかもしれません。おすすめは圧倒的に【水作 水心】ですね。静かですし丈夫です。エアポンプはこいつを買っておけば間違いないでしょう。
水槽用の冷却ファンを使用する
水槽用冷却ファンは、水槽用のクーラーと違って比較的安価で購入できます。ただし、冷却ファンは水が蒸発する際の気化熱を利用して水温を下げているので、通常よりも水の減りが早くなってしまいます。
したがって、いつもよりも水位を上げてあげて、かつ【水足しくん】等で水の減りに対応していきましょう。
人間用の扇風機を水面に当てる
水温を下げる原理は水槽用のファンと同じです。風量が強い分、冷却性能も高いです。
ただ、水の減りもより早くなるので、上記【水足しくん】で賄いきれるのかはあらかじめ確認しておく必要があります。
氷を入れる、とか凍ったペットボトルを入れるとかはダメ
当然と言えば当然なのですが、一時的に水温は下がりますが、また氷が溶けたら上がりますし、その水温の上下は金魚にとって良くないです。効果がないうえにデメリットしかないのでやめましょう。
旅行は何日間までなら大丈夫?
餌のことだけを考えるなら、上記の通り1週間くらいは大丈夫ですが、水がどれくらい減っているか、水質は悪化してないか、とかを考えると何となく1週間放置するのは少し不安ですね。
これに関しては、水槽のサイズや飼育している匹数とかにもよるので明確なことは言えませんが、2泊3日くらいまであれば、上記の方法で十分対応できると思います。
それを超える場合は、知り合いにペットシッター的なことを頼むのが無難ですね。
まとめ
基本的に、餌は心配しなくて大丈夫!水温の上昇と水質の悪化に注意しましょう!