◆人に慣れやすくてかわいい
◆でもちょっぴり臆病
◆そして少しデリケート
そんな、レオパードパファーの飼育方法を解説します。
- インドシナレオパードパファーってどんな種類?
- 寿命は?
- 最適な水温、水質(PH)は?
- 全長と必要な水槽の大きさは?
- 餌は?人工餌には慣れるの?
- 混泳はできるの?
- 床材は何を使えばいいの?
- デリケートなの?丈夫なの?
- インドシナレオパードまとめ
インドシナレオパードパファーってどんな種類?
タイ、インドネシア、マレーシア、ラオスなどに生息する、純淡水性のフグです。体側に大きい目のような模様が特徴のフグです。
基本的には遊泳性は高くなく、水槽の底でじっとしていることが多い種類です。ただ、慣れてくると笑ってる?みたいな表情で寄ってきてくれるので、そこがまた可愛いフグさんです。
出展:https://item.rakuten.co.jp/fish-neos/a9-241221-10/
寿命は?
約5年です。
最適な水温、水質(PH)は?
水温に関しては一般的な熱帯魚と同じように26度前後で問題ありません。
水質に関しては、中性から弱アルカリ性を好みます。PHでいうと6~7くらいですね。普通に飼育していると自然と酸性になっていく傾向があるので、定期的に水替えを行い、PHが6を下回らないようにしたほうが状態よく飼育できます。
まあ、正直そこまで細かくPHを計る必要なないですが、1か月くらい水替えをサボってしまうと状態を崩すことが多いです。
全長と必要な水槽の大きさは?
全長は、水槽内では20㎝から25㎝程度になります。なので、45㎝規格水槽があれば終生飼育できます。また、60㎝水槽があるとさらに余裕をもって(水質が悪化しづらいという意味で)飼育できると思います。
餌は?人工餌には慣れるの?
生餌の場合は、小赤だったり、メダカがメインになると思いますが、栄養のバランスを考えて、必ず生餌には餌をしっかりあげたうえで与えましょう。また、同じ理由で時々エビなどを与える方がいいです。
ただ栄養バランスだったり、管理のしやすさを考えると人工餌に慣れさせた方がいいでしょう。
ショップで生餌だけ与えている場合はいきなり人工餌を食べるようになることは無いです。特に淡水フグは、他の肉食魚と比べ人工餌に慣れにくい印象があります(あくまで主観ですが・・・)。
なので、まずは嗜好性の高いクリルに慣らせましょう。また、本種は基本的に水槽の底にいるので、浮いているクリルもすぐには食べてくれないことがあります。そいうった場合は、与える前に水を含ませて沈ませるようにした方がいいです。
それでも食べてくれない場合は、こちらの淡水フグ専用の【JUN パファクリル】クリルがおすすめです。これはかなりおすすめ(2回目笑)です。食いが全く違うのでびっくりしました。
普通のクリルはなかなか食べてくれない・・・という方、ぜひためしてみるといいと思います。水を含ませたときのエビ感?というか生々しさが全然ほかのクリルとは違います。
まずはクリルに慣らせることで、”この人は餌をくれるひとなんだ”と覚えさせることができます。それからクリルに混ぜてキャットなどを与えるといいです。
クリルには慣れたけどカーニバル(キャット)は食べない場合は?
それでもなかなか食べてくれない場合は、クリルを濡らして、そのエキスをキャットにかけてからあげると結構食べてくれます。
食べてくれないからと言って、クリル単食にするのは絶対にやめましょう。栄養が偏ってしまい、背中が曲がったり、寿命が短くなる可能性があります。
混泳はできるの?
気が荒いので難しいです。
床材は何を使えばいいの?
砂に潜る性質があるので、細かくて、かつ身体を傷つけないようなものがいいです。おすすめはスドー ボトムサンド です。5kgで1000円ちょっとなので、お財布にも優しいですね。
砂に潜らせられるくらい厚く敷かなきゃいけない?
潜ることによってストレス解消になるらしいですが、これは本人に聞かないと分からないです(笑)。色々な飼育者を見てみましたが、必ず敷かないといけないものでもないので、もし床材を使うのであれば、こういった粒が細かいものにしましょう、といった感じです。
また、やはり潜らせるために厚く敷いてしまうとその掃除が結構大変だったりするので、どうしても敷く場合は、①潜れるくらいの深さで敷いて、掃除をがんばる②潜れはしないけど底がぎりぎり見えないくらい薄ーく敷く、のどちらかですね。
ちなみに僕は本来の姿を見たいと思っていたので①を選択していました。めんどくさかったですが、砂に潜る姿を見れて面白かったです。
まあ、厚く敷いて掃除が追い付かなくて水質が悪化して・・・が一番最悪なので、そこだけは避けましょう。
デリケートなの?丈夫なの?
そこまでデリケートではないですけど、そこまで丈夫ではないです。イメージとしては大型ナマズですかね?大食漢でよく餌を食べるんですけど、水質の悪化にそこまで強くないと思っておいた方がいいです。
なので、PHを中性~弱アルカリ性を保つだけでなく、水質の悪化を防ぐためにも週1回、1/3の水替えを抜かさないほうが状態よく飼育できます。
また、先にも述べましたが、砂に潜る習性があるので、水替えの際に床材の清掃も怠らずにやりましょう。
インドシナレオパードまとめ
いかがだったでしょうか?
普段はあまり動かないのですが、餌をねだるときは寄ってきてくれる、可愛いフグです。
若干デリケートなところもあるので、しっかりこの記事を読んで飼育のポイントを抑えてくださいね。