◆小型で小さい水槽でも終生飼育できる
◆丈夫で美しくて人に馴れやすい
◆比較的安価でショップでもよく見かける
いやいや、欠点が全くないやん!というレインボースネークヘッドについて説明します。
- レインボースネークヘッドってどんな種類?
- 全長と必要な水槽の大きさは?
- 最適な水温とPHは?
- 寿命は?
- 餌は?人工餌には慣れるの?
- 混泳はできるの?
- 水草との相性は?
- 色揚げ方法は?
- ニューレインボースネークヘッドって何?
- レインボースネークヘッドまとめ
レインボースネークヘッドってどんな種類?
インド原産のスネークヘッドで、自然界でも20㎝程度にしか成長しない小型種です。小型で飼いやすく、また美しい色彩をもつことから大変人気のある種類です。また、2000円前後の安価で購入できる点も魅力の一つかなと思います。
出展:https://petrear.jp/channa-bleheri/
全長と必要な水槽の大きさは?
全長は、自然界では20㎝ほどに成長するらしいですが、水槽内では大きくても15㎝くらいで止まることが多いです。
なので、単独飼育であれば45㎝、混泳する場合でも60㎝水槽が用意できれば問題ないでしょう。
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最適な水温とPHは?
水温は 23~27度程度が理想です。これは、スネークヘッド全般に言えることですが、低水温に強く、高水温に弱い傾向があるので、夏場の高水温には注意しましょう。
水質は弱酸性~中性を好みます。基本的にあまりに酸性に傾かなければ大丈夫です。普通に飼育していれば(サンゴなどを使わなければ)アルカリに傾くことは無いはずなので、酸性に傾きすぎないように注意しましょう。
寿命は?
小型なので、他のスネークヘッドよりも若干短くはなりますが、それでも5年以上は生きます。
餌は?人工餌には慣れるの?
生餌の場合は、小赤だったり、メダカがメインになると思いますが、栄養のバランスを考えて、必ず生餌には餌をしっかりあげたうえで与えましょう。また、同じ理由で時々エビなどを与える方がいいです。
ただ、栄養バランスだったり、管理のしやすさを考えると人口餌に慣れさせた方がいいでしょう。
ショップで生餌だけ与えている場合はいきなり人口餌を食べるようになることは無いので、まずは嗜好性の高いクリルに慣らせます。そうすることで、”この人は餌をくれるひとなんだ”と覚えさせることができます。それからクリルに混ぜてカーニバル、キャットなどを与えるといいです。
クリルすらなかなか食べてくれない場合は?
根気であげ続けましょう(笑)
1か月くらいは食べなくても大丈夫です。決まった時間に与えて、数分して食べなければすぐに取り除きましょう。
1か月過ぎても食べなければ、冷凍のエビを使って餌付けするのもありです。 また、冷凍の赤虫をあげるでもいいのですが、食べなかった場合に取り除くのが面倒なので、あまりおすすめはしないです。
クリルには慣れたけどカーニバル(キャット)は食べない場合は?
こちらも根気であげ続けましょう(笑)
それでもなかなか食べてくれない場合は、クリルを濡らして、そのエキスをカーニバル(キャット)にかけてからあげると結構食べてくれます。
食べてくれないからと言って、クリル単食にするのは絶対にやめましょう。栄養が偏ってしまい、背中が曲がったり、寿命が短くなる可能性があります。
僕が飼育した個体はどうだったか?
いやー、苦労しました(笑)。いわゆる拒食ですね。一般的にレインボースネークヘッドは人工餌には慣れやすいと言われてますが、僕が飼った個体は大げさでなく1か月くらいは全く餌を食べなかったですね。クリル、赤虫、カーニバル、キャット・・・最終的には生き餌(金魚・メダカ)を与えてもだめでしたからね。
それでも根気よくいろんな餌を与え続けて、結局食いついたのがひかりビタミン糸ミミズでした。
何が当たるか分からないものですよね(笑)。ただ、これを食べてくれてからはカーニバルでもクリルでもなんでも食べてくれるようになりました。食べなきゃ死んでしまう!という状況になったらやはり食べてくれるので、根気よく、手を変え品を変えあげ続けましょう。
混泳はできるの?
混泳に絶対はないですが、スネークヘッドの中では一番混泳は成功させやすいでしょう。特に以下の点に気を付ければ、大きなトラブルは減るはずです。
・3匹以上の奇数で飼育すること
・最終的には60㎝水槽を用意すること
・隠れる場所(土管など)を用意すること
・当然匹数が増えるので、サブフィルターを入れましょう
水草との相性は?
スネークヘッドの中では一番相性がいいと思います。それでも茎が固い水草は折られる可能性があるので、植える系の水草であれば、バリスネリアだったり、ラージナヤスなど、柔らかい水草にしましょう。また、比較的柔らかく、かつ根張りがしっかりしているクリプト系もいいと思います。
あとは無難にアヌビアスナナを流木に活着させたものを使ってたり、マツモやアマゾンフロッグピットを入れてもいいと思います。
他のスネークヘッドよりは上手く共存させやすいです。
色揚げ方法は?
これに関しては、アジアアロワナできれいな赤を出したい!という以外は、実は底床の色 とライトの色が大きく影響しています。基本的に明るめの色にしたいのであれば明るめの底床、暗めのしたいのであれば暗めの底床を使用するといいです。もう少し細かく言うと、黒っぽい底床を使用すると本来持っている色味がより強く出る傾向があります。
また、ライトに関しては色揚げとは少し違うのですが、ライトの色っぽく見えるようになるので、青っぽく見せたいなら青、紫っぽく見せたいのであれば紫のライトを使用するといいです。
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ニューレインボースネークヘッドって何?
何が新しいんだ?とか思ってしまいますが(笑)、レインボースネークヘッドより青みが強いスネークヘッドです。ブルーレインボースネークヘッドとも呼ばれます。
出展:スネークヘッド7種飼い方まとめ - NAVER まとめ
ね、気持ち青いでしょ??
ただ、色味が違うだけで飼育法だったり、全長、寿命はレインボースネークヘッドと全く同じです。なので、レインボースネークヘッドと同じ飼育法で大丈夫です。
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レインボースネークヘッドまとめ
美しく、単独飼育であれば45㎝水槽で飼育でき、しかも安価で購入できるという、まさに弱点の無いスネークヘッドと言えます。また、特にデリケートということもなく、人にも慣れやすいので、スネークヘッドの飼育を始めるのであれば、まずは本種から始めてみるのがいいのではないでしょうか?
ただ、飼育したいと思っても何を用意していいのか分からないという方も多いかと思います。そういった方はこちら【45cmで古代魚・肉食魚・中型魚を飼育するのに必要な値段はいくら? 】で必要な用品と値段をまとめていまるので、よかったら参考にしていただければと思います。