大きな目が特徴的な小型ナマズの仲間です。青っぽい体に黒点が入る美しい種類です。そうった特徴から、ブルーレオパードタティアとも呼ばれています。単純にレオパードタティアとも呼ばれたりもします。
また、水槽内での繁殖も狙える種類です。
今回はそんな、ゴールデンレオパードタティアの飼育法に関して解説します。
- どこで販売されているの?価格は?
- 寿命は?
- 適切な水温・水質は?
- 餌は?人工飼料には餌付くの?
- 大きさ・適切な水槽サイズは?
- おすすめの混泳相手は?
- おすすめのフィルターは?
- どんなレイアウトにすればいいの?
- かかりやすい病気は?
- 繁殖は?
- ゴールデンレオパードタティアの飼育法まとめ
どこで販売されているの?価格は?
ある程度の大きさのショップであれば見かけることもけっこう多いかと思います。近くにそういったショップが無い場合でもcharmなどのネット通販を利用すれば比較的容易に見つけることができるでしょう。
2000円くらいの価格で販売されています。
寿命は?
約3年です。
適切な水温・水質は?
水温は一般的な熱帯魚と同じように23~27℃くらいを好みます。ただ白点病を予防するために26℃以上をキープした方がいいです。
水質に関しては中性付近をキープしていれば問題ありません。酸性に傾きすぎないように注意していればそこまでデリケートにならなくても大丈夫です。
餌は?人工飼料には餌付くの?
餌は冷凍赤虫などの生餌を好みますが、慣らせばキャット等の人工飼料にも餌付いてくれます。最初は冷凍赤虫で【この人は餌をくれる人だ】と覚えてもらい、徐々に砕いたキャットをまぎれさせるのがいいかと思います。やはり赤虫だけだと栄養が偏ってしまうので、できる限りキャットなどの人工飼料に餌付かせた方がいいです。
また基本的に夜行性なので、最初のほうはなかなか昼間に姿を見せてくれませんが、慣れてくると昼間でも食べてくれるようになります。
大きさ・適切な水槽サイズは?
最大でも5㎝くらいにしか成長しないので、本種だけの混泳で、匹数も3~4匹くらいなら30㎝キューブ水槽で飼育可能です。
おすすめの混泳相手は?
タティアは温和なので、基本的に他魚に危害を加えることはないでしょう。混泳させるポイントは、大きさを合わせることと、本種に危害を加えない種を選ぶこと、あとは極力、本種が餌を食べるのを邪魔をしない種類を選ぶことです。
これらの条件を考えると、コリドラスや、タティア同士の混泳が理想的かと思います。ただ、そうすると水槽の中層~上層部がさみしくなると思うので、タティアにしっかりと餌がわたっているかを確認できるという条件で、ネオンテトラなどの小型テトラとの混泳は可能です。
☆タティア&コリドラスの混泳水槽↓
おすすめのフィルターは?
全くの止水というよりは、緩やかな流れがある環境を好みます。なのでメインで上部フィルターや外掛けフィルターを使うと同時に、水作エイト などの投げ込みフィルターを使用して、止水域を作らないことが大切です。
また、後述しますが、基本的に粒が細かい底床を敷くことが好ましいので、そういった意味で底面フィルターは適していません。
どんなレイアウトにすればいいの?
常に底にいるので、角ばった砂利ではなく、丸みを帯びたものを底床として使用しましょう。スドー ボトムサンド を薄く敷いてあげるのがおすすめです。薄く敷くことで管理も楽になります。
また、流木を使用した入り組んだレイアウトを作成してしまうと管理も大変になりますし、あまり本種の姿を見れなくなってしまうかと思うので、ある程度隠れるところがある程度のシンプルなレイアウトにしてあげましょう。
かかりやすい病気は?
そこまでデリケートではないですが、かかるとしたら白点病にかかることが多いです。水質の悪化や導入時にかかることが多いので、定期的な水替えを行ったり、粘膜保護剤が入っているようなコンディショナーを使用したり、目の細かい網を使いましょう。
◆もし白点病にかかってしまった場合は?
ナマズの仲間は鱗がないので他の魚より魚病薬には弱いです。なので、白点病の初期症状であれば ①2,3日かけて水温を2~3℃上げる ②塩分濃度が0.5%になる様に塩を入れる ③毎日1/3の水替えをする という対応で自然治癒を狙いましょう。
ただ、症状が進んでしまっている白場合は、投薬しないほうがまずいので、迷わず魚病薬を使いましょう。対処法を以下にまとめます。
◆白点病にかかった場合の対処法
飼育水を1/2程度替え、グリーンFリキッドを投入します。(アグデン、ニューグリーンFでも対応できます。)また、塩分濃度が0.5%程度になるように食塩を入れてあげると回復が早くなります。
繁殖は?
僕は繁殖系の知識は弱いので、charmさんから引用させていただきます↓
タティアの仲間は水槽内での繁殖例も知られます。オスメスは尻ビレの形状で判別が付き、オスの尻ビレは交接器として機能し、より尖った形状を持ちます。
体内で受精してから産卵するという変わった繁殖形態を持ちます。卵は粘着卵で水槽壁面やシェルターなどに産み付けられます。
とのことです。また、下のブログを読むと、水草などに卵を産み付けてることもあるようです。かなり詳しく繁殖過程について書いてくれているので見てみるといいです、
trafugu-tatia-dog.blog.so-net.ne.jp
ゴールデンレオパードタティアの飼育法まとめ
いかがだったでしょうか?かわいくて温和でしかも繁殖も狙える種類なので、気軽にナマズの繁殖を経験したいという方にはおすすめです。
また、かわいいナマズもいいけど、かっこいいナマズにも興味があるという方はバンジョーキャットもおすすめです。そこまで大きくならないですし、かっこいいです。