冬のウーパールーパーの飼育法は皆さん悩むところかと思います。
『ヒーターは?』『餌の頻度は?』『野外飼育は?』
みたいな。
基本的にウーパールーパーは寒さに強いんですけど、ただ強いと言ってもそれ以外の季節と同じような飼育方法ではダメなので、冬のウーパールーパー飼育の様々な疑問点について解説してみました。
ヒーターは入れた方がいい?
結論、ヒーターは入れたほうがいいです。そして入れてしまえば、冬のウーパールーパー飼育の問題点は全て解決です。
ただ入れる場合は
①冬だけでなく年中入れること
②ヒーターカバーを付けること
(最近のヒーターはだいたいデフォルトで付いてます)
➂(当たり前ですが)水換えの際は水温を合わせてから新しい水を入れる
上記3点を徹底しましょう。
上記気を付ければ、あとは他の季節と同様の飼育方法で問題ないです。
どんなヒーターを入れればいいの?
金魚用のヒーターが売っているので、それを水槽の大きさに合わせて入れてあげれば問題ないかと思います。
普通の熱帯魚用のヒーターでもおそらく問題ないですが、原産地の水温から考えるとやや高めの設定温度(26.5℃とか)となるので、18℃くらいに設定されている金魚用のヒーターの方がいいと思います。
ヒーターを入れることによるデメリットは?
ヒーターを入れることによるデメリットはほとんどないですが、強いて言えば繁殖を狙えなくなることくらいでしょうか。
逆に言うと、繁殖を狙わないのであればヒーターを入れることによるデメリットは無いと個人的には思います。
どうしてもヒーターを入れたくない場合は?
それでもどうしてもヒーターを入れたくない場合は、気温変化の少ないところに水槽を置くようにしましょう。後述しますが、暖房を入れたり切ったりする環境だとウーパールーパーに負担がかかってしまいます。
野外飼育は可能?
原産地であるソチミルコ湖では10℃以下になることもあります。また、水面が凍るような環境で問題なく飼育していている方もいるので大丈夫な気もしますが、体力のない個体とかだと冬眠に失敗したり、春先の気温が上がったタイミングで体調を崩してしまう、みたいなことも起こる可能性があるので(気温差でやられるのか、冬眠で体力削られてその状態で代謝が上がって負担がかかるのか、原因はよく分からないですけど)、あまりおすすめはしないです。
冬場動かないんだけど、冬眠してるの?
一定水温まで下がると(おそらく10℃未満くらい?)動きが急に鈍くなりますが、ウーパールーパーの場合、完全に冬眠状態になっているわけではなく(でもめんどくさいので以下、冬眠状態と言いますね。)、代謝を下げ、あまり動かないことで体力の低下を防いでいるだけです。
ただ、室内で暖房を付けたり消したりしている環境だと、冬眠状態になって、また普通の状態になって・・・というウーパールーパーにとって負担がかかる状態となるので、冬眠状態にさせるならずっと寒いところに置く、冬眠状態にさせないならヒーター入れるというメリハリが必要です。
冬場の餌の頻度は?
ヒーターを入れてるなら他の季節と同様に与えても問題ありません。
また上記の通り、ウーパールーパーの場合、餌も全く食べない、みたいな完全な冬眠状態になることはありませんので、ヒーターを入れていない場合でも餌はあげた方がいいでしょう。
もちろん餌の量は通常よりも減らす必要はあるので、様子を見つつ、食べきれる量の餌を与えるようにしましょう。
冬場の水換えの頻度は?
ヒーターを入れている場合は水換えの頻度は他の季節と同様で構いません。
ヒーターを入れない場合、餌の量を減らすことになるので、それに伴い水換えの頻度も減らしても問題ありません。
明確に『〇週間に1回!』と断定するのは難しいので、あくまでウーパールーパーの状態を見つつ調整してください。
まとめ
金魚用のヒーターを入れれば冬のウーパールーパー飼育の問題点はだいたい解決するので、寒くなる前にとりあえず金魚用のヒーターを買いましょう。