ABYの熱帯魚図鑑

初心者の方でも、初めて熱帯魚を飼育する方でも分かりやすくお伝えできればと思います。よろしくお願いします♪ちなみにABYとはアクアブロガーよしきの略です(´・ω・`)

ニードルガーの飼育法(混泳・大きさ・餌・水温・水質など)

ニードルガーは淡水域に生息するダツの仲間です。ガーという名前は付いていますが、あくまでダツの仲間なので、現状特に規制はかかっておらず、日本においても問題なく飼育できる種類です。

今回はそんな、ニードルガーの飼育法について説明します。

 

どこで販売されているの?価格は?

買うとしたら、ある程度変わった種類もおいている熱帯魚ショップじゃないとなかなか見かけることは難しいかもしれません。

その場合はそのショップで取り寄せか、charmなどのネット通販サイトで探してみましょう。

生態

川の流れが緩やかな場所や、沼や湖に生息しています。主に淡水域に生息していますが、まれに汽水域に現れることもあります。餌については、一般的なアクアリウム雑誌などでは魚やカエルなどを食べると書いていますが、自然界では甲殻類を主に食べているらしいです。

寿命は?

約3年です。

大きさ・適切な水槽サイズは?

最大で30㎝~35㎝くらいに成長します。このくらいの大きさだと水槽も60㎝水槽でもよさそうですが、体が硬いので、できれば90㎝水槽を用意してあげたほうが無難でしょう。

また驚くと水槽のガラス面に吻をぶつけて曲がってしまう可能性があるので、そういった意味でもある程度余裕をもった水槽サイズを選ぶといいです。

【参考記事】

www.yoshiki-diary.com

適切な水温・水質は?

水温は23~28℃くらいを好みます。

水質については中性~弱アルカリ性を好みます。

水温については他の熱帯魚と同じ感じで問題ないですが、水質には少し気を付けましょう。定期的な水換えをすることはもちろんですが、それでも中性~弱アルカリ性をキープできないようであれば、サンゴをろ過槽に入れるなどして水質をキープできるようにしましょう。

純淡水でも飼育できる?

基本的には純淡水での飼育で問題ありませんが、もしそれで調子を崩すようなら、1/4~1/5海水(普通の海水を1/4~1/5に薄めた海水)程度の汽水で飼育してあげるといいです。比重でいうと、1.006前後くらいでしょうか。

淡水域から汽水域まで幅広く生息している種類なので、その個体の原産地にもよるのかもしれないですね。

餌は?人工飼料には餌付くの?

基本的にはメダカだったり小赤などの生き餌を好みますが、慣らせばカーニバルなどの人工飼料も食べてくれるようになります。

個人的には人工飼料に餌付かせた方がいいと思います。栄養バランスも優れていますし、餌からの病気の持ち込みも防げます。

まずはこちらの記事『肉食魚・古代魚・大型魚への人工飼料の餌付け方法まとめ』を参考に人工飼料にチャレンジしてみてください。

ただ、やはり個体差もあるので、上記記事の内容を試しても食べない場合はあきらめる必要もでてくるかと思います。

 

混泳は可能?

温和で神経質なので、基本的には単独飼育がいいかと思いますが、ニードルガーだけで複数飼育するのは問題ないかと思います。複数で飼育すると群れて泳ぐ姿を見れるので面白いかもしれません。

他の種類と混泳させるのであれば、生活圏も被らず温和でかつそこまで大きくならないポリプテルスデルヘッジとかポリプテルスセネガルスがいいかと思います。

おすすめのフィルターは?

肉食魚で水を汚しやすいので、ろ過力が高くないぶくぶくだったり、投げ込みフィルターだったり、外掛け式のフィルターはあまりお勧めできません。ろ過力が高く、かつメンテナンスも容易な上部フィルターをお勧めします。また、60㎝までの大きさの水槽を使用し、かつ細かく低床を掃除できる自信がある方は底面フィルターでもいいと思います。

どんなレイアウトにすればいい?

基本的には上層部にいるので、どんなレイアウトにしても問題ないかと思います。ただ、基本的にはアルカリ寄りの水質となるので、水草を入れる場合、アヌビアスナナとかウィローモスのような、比較的アルカリ耐性があり丈夫な水草がいいと思います。

かかりやすい病気は?

病気という訳ではないですが、水が古くなったりPHが下がることにより肌荒れを起こす可能性があります。ちょっと状態が悪そうだな?と感じたらまずはPHを計ってみましょう。

また、汽水で飼育している場合は、塩分濃度が低すぎないか、もしくは高すぎないかを確認するといいと思います。

状態が良くないサインを見逃さないために↓

www.yoshiki-diary.com

ニードルガーの飼育法まとめ

飼育しているガーパイクを池とか川に放してしまうおばかちゃん達のせいでもう新たにガーパイクは飼育できなくなってしまったので、そういった方に向けては比較的おすすめの種類ではあります。

でも個人的にはブラントノーズガーの方がかっこよくておすすめです。

ニードルガーでやっぱりどうしても『ガー』ていうか『ダツ』なんですよね笑。