ABYの熱帯魚図鑑

初心者の方でも、初めて熱帯魚を飼育する方でも分かりやすくお伝えできればと思います。よろしくお願いします♪ちなみにABYとはアクアブロガーよしきの略です(´・ω・`)

ウーパールーパーが餌を食べない原因・対処法・予防策について

可愛いウーパールーパーですが、なかなか餌を食べない・・・、もしくは急に餌を食べなくなってしまった・・・ということあると思います。

この記事では、ウーパールーパーが餌を食べない原因と対策について解説します。

 

ウーパールーパーが餌を食べない原因と対策・予防策について

とりあえず思いつく限り羅列していきます。

何かを誤飲した

■症状

お腹がポッコリ出てしまうので、すぐに分かると思います。

■対処法

解決策ですが、正直こちらでできることは特にないので、数日様子を見て吐き出さない様なら獣医さんに連れていくしかないかと思います。

■予防策

飲み込んでしまったら、こちらは吐き出すのを待つしかないので、砂利を入れない(ベアタンク)か、入れるとしても砂のような細かいものにする、とか、キスゴムとかも飲み込んでしまうこともあるので、外れているようなら付けなおすor撤去するなどで予防するのが一番です。

 

水温の急激な変化

■症状

底の方でじーっと動かなくなるケースが多いです。あと、色も何となく白っぽくなったり、黒っぽくなったり、いつもと違う、体調の悪そうな色を呈します。

■対処法

水換えが原因の水温の変化であれば、何もせずとも2,3日で治ります。

気温の急激な変化に伴い、水温が変化してしまう場合の対策は、夏場以外は水槽用ヒーターが有効です。おすすめのヒーターは、金魚用ヒーターです。ウーパールーパーの適温はだいたい15℃~25℃くらいと言われています。金魚用ヒーターは、水温を18℃前後で保ってくれるので、ウーパールーパー飼育にとっては便利な用品です。夏場は、ウーパールーパーの夏場の飼育方法を解説(水温対策等)でもいろいろ書きましたが、水槽用冷却ファンを使用するのが現実的な予防策および対策となります。

ヒーターとか冷却ファンを入れずに対処したい、という人は、気温の影響をなるべく受けないよう、水槽を大きくするのがいいかと思います。水槽が大きくなると当然水量も増えるので、外気温の影響を受けにくくなります。

■予防策

基本的なことですが、水換えの際は、新しい水と、水槽内の水の水温を必ず合わせましょう。

気温の変化へは、上記の通り、ヒーターと、冷却ファンの使用で対処しましょう。

 

水温が適切ではない

■症状、解決策、予防策

上記、【水温の急激な変化】と同様です。

 

水質の悪化

■症状

底の方でじーっと動かなくなるケースが多いです。あと、色も何となく白っぽくなったり、黒っぽくなったり、いつもと違う、体調の悪そうな色を呈します。

■対処法

水換え(一気に全部換えるのではなく、いつもの量で、頻度を多めに換えるのがいいと思います。)

■予防策

これは定期的な水換え(目安:1週間に1回、全体の1/3程度)を必ず実施するしかないですね。

ただ、いつものペースで水換えをしていたにも関わらず体調を崩すようであれば、ウーパールーパーの成長にろ過が追い付いていないということなので、水換えのペースを上げる、水槽を大きくするか、サブフィルターを導入するなどして全体のろ過力を上げるしかないですね、

また、単純にアンモニアや亜硝酸の濃度が高くなる=水質が悪化する、のも良くないですが、加えて、ウーパールーパーは比較的高めのPHを好みます。

普通に飼育しているとPHは下がってまうため、それをリセットするためにも定期的な水換えは必要な作業になります。

 

餌の食べすぎで内臓を痛めてしまった

■症状

餌を食べても吐き出す。

■対策

しばらく餌を控えましょう。1週間くらい食べなくても大丈夫です。具体的にどれくらい抜けばいいのかは何とも言えませんが、1週間抜いて与えてみて、だめなら2,3日くらい抜いいて与えて・・・みたいなことを繰り返して食べてくれるのを待つしかないですね。

■予防策

たくさん食べるからって与えすぎないことですね。特に人工飼料は、最初は硬いですが、液体にさらされているとだんだん膨張していくものが多いので、まだ硬いうちにたくさん食べて、それがお腹に入ってから膨張すると内臓を痛めることにつながってしまいます。

餌を与えてから数分後に、少しお腹が膨らむくらいが理想的な餌の量です。

最初は少量与え、少し時間が経った後に観察して、お腹が全く膨れていなかったら、次回はそれより少し多めに与えていき適切な餌の量を見極めましょう。

 

音や水流によるトレス

■症状

底の方でじーっと動かなくなるケースが多いです。あと、色も何となく白っぽくなったり、黒っぽくなったり、いつもと違う、体調の悪そうな色を呈します。

■対処法

エアレーションを弱める、フィルターの水流を弱くする、静かなところで、かつ人の通らないところに水槽を置く、等。

■予防策

もともとウーパールーパーは、静かな湖を生息域としており、大きな音や強い水流は好まないので、そういった環境を整えてあげることが大切です。

音のしない環境とうのはイメージしやすいと思います。静かなところで、人が通らず、扉の開け閉めも影響のないところに水槽を設置してあげましょう。

水流については、フィルターの水の排出口を水槽の壁面に向けることができるのであればそうしてあげましょう。水作エイト等の投げ込みフィルターを入れている場合は、エアレーションを弱めてあげるしかないですね。エアポンプ本体に水流を調整する機能が付いていればいいのですが、付いていない場合は流量調整ができる分岐管を使用するといいでしょう。

特に小さな個体については水流に弱い傾向にあるので、より注意が必要です。

 

餌に飽きた

■症状

吐き出す、においだけかいで食べない。

■対処法

様々な餌を試してみるしかないですね。

ただ、人工餌食べない→生餌(冷凍赤虫など)をあげる→生餌は食べるようになる→やっぱり人工餌は食べない。。。みたいな現象になりがちです。それを防ぐためおすすめは、生餌を食べるようになったら、そのにおいを付けた人工餌をあげると意外と食べてくれるようになったりするので、この方法はおすすめです。

■予防策

難しいですね。いろんな餌を与えているといいような気もしますが、例えば生餌と人工餌を与えていると、当然生餌の方がおいしいので人工餌は食べなくなったりもします。

なのでこれについては具体的は予防策は特になく、対処療法しかないかと思います。

 

全原因共通の予防策

各症状別の対策だったり予防策をつらつらと書いていきましたが、ウーパールーパーが餌を食べない原因に対する共通の予防策があります。

これは、ウーパールーパーとか関係なく生き物を飼育する上で最も大事なことだと思います。なんでしょう?

それは「日々の観察」です。体の色はどうかな?餌食いはどうかな?変な動きしてないかな?体に変な点々とかついてないかな・・・等、毎日観察することが大切です。そうすることで早期発見につながりますし、毎日見ていることでちょっとした変化にも気付きやすくなります。