ABYの熱帯魚図鑑

初心者の方でも、初めて熱帯魚を飼育する方でも分かりやすくお伝えできればと思います。よろしくお願いします♪ちなみにABYとはアクアブロガーよしきの略です(´・ω・`)

バイオレットスネークヘッドの飼育法(混泳・水槽サイズ・水温など)

◆非常に美しく成長する青系スネークヘッド

◆比較的大きくなるので、迫力も満点

◆でもちょっぴり神経質

・・・そんなバイオレットスネークヘッドについて説明します。

 

※その前にこちらをご覧ください↓ 

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バイオレットスネークヘッドってどんな種類?

青緑色と紫色の体色に縞模様の黄色の模様が特徴的な美種です。インドが原産の種類で、体色が金色にも見えることから、現地ではゴールデンスネークヘッドとも呼ばれています。 

バイオレットスネークヘッドの水草水槽

 

最適な水温、PHは?

水温は 23~27度程度が理想です。これは、スネークヘッド全般に言えることですが、低水温に強く、高水温に弱い傾向があるので、夏場の高水温には注意しましょう。

 水質は弱酸性~中性を好みます。基本的にあまりに酸性に傾かなければ大丈夫です。普通に飼育していれば(サンゴなどを使わなければ)アルカリに傾くことは無いはずなので、酸性に傾きすぎないように注意しましょう。

水質が急激に変化すると、状態を崩しやすい傾向にあるので、一度に大量の水替えは避けましょう。

また、肌荒れを起こしやすい種類でもあるので、水替えの際はカルキだけでなく重金属を取り除くことができ、かつ粘膜を保護してくれるテトラ アクアセイフがおすすめです。

あ、エーハイムの4in1(フォーインワン)でもいいと思います。ようは上記の条件を満たしていれば何でもいいです。 

全長と必要な水槽の大きさは?

所説ありますが、自然界では80㎝程に成長するそうです。ただ、水槽内では50㎝程度で成長が止まる場合が多いです。

 

90cm水槽で終生飼育できるの?

実際飼育してみた感じでいうと、【単独飼育なら、水質の悪化に気を付ければ大丈夫】です。

ただ、お分かりだとは思いますが、この大丈夫というのは、ぎりぎり飼いきれるという意味で、バイオレットスネークヘッド本来の迫力・美しさを引き出すためには最低でも120×45×45㎝の水槽を用意したほうがいいです。

 

成長スピードは?

遅くもないし早くもないという感じです。60㎝水槽から飼育を始めた場合、しっかり餌を与えていれば早くて3ヵ月~半年、遅くても1年後には90㎝水槽が必要になります。気持ち、同じ中型スネークヘッドのオセレイトスネークヘッド(フラワートーマン)よりは早い感じがしました。

 

寿命は?

約10年です。

 

 

餌は?人工餌には慣れるの?

生餌の場合は、小赤だったり、メダカがメインになると思いますが、栄養のバランスを考えて、必ず生餌には餌をしっかりあげたうえで与えましょう。また、同じ理由で時々エビなどを与える方がいいです。  ただ、栄養バランスだったり、管理のしやすさを考えると人工餌に慣れさせた方がいいでしょう。  ショップで生餌だけ与えている場合はいきなり人工餌を食べるようになることは無いので、まずは嗜好性の高いクリルに慣らせます。そうすることで、”この人は餌をくれるひとなんだ”と覚えさせることができます。それからクリルに混ぜてカーニバル、キャットなどを与えるといいです。 

クリルすらなかなか食べてくれない場合は?

根気であげ続けましょう(笑)

 1か月くらいは食べなくても大丈夫です。決まった時間に与えて、数分して食べなければすぐに取り除きましょう。

 1か月過ぎても食べなければ、冷凍のエビを使って餌付けするのもありです。

 また、冷凍の赤虫をあげるでもいいのですが、食べなかった場合に取り除くのが面倒なので、あまりおすすめはしないです。

クリルには慣れたけどカーニバル(キャット)は食べない場合は?

こちらも根気であげ続けましょう(笑)

 それでもなかなか食べてくれない場合は、クリルを濡らして、そのエキスをカーニバル(キャット)にかけてからあげると結構食べてくれます。

 食べてくれないからと言って、クリル単食にするのは絶対にやめましょう。栄養が偏ってしまい、背中が曲がったり、寿命が短くなる可能性があります。

 

人工餌に対しても神経質なの?

確かに水質に完成手はデリケート面はありますが、人工餌に慣れるのは早かったです。ただ、水質が急激に変わったりするとしばらく拒食になったりしたので、やはり水質の急激な変化は避けたほうがよさそうです。

  

性格は?混泳はできるの?

性格は、スネークヘッドの中では並の位です。つまり、一般的には荒いです(笑)。混泳は不可能ではないですが、小競り合いがあるとせっかくの美しいか身体がぼろぼろになりますし、噛まれる個所によっては致命傷になってしまいますので、綺麗な状態で飼育したいのであれば単独飼育をおすすめします。また、もし混泳する場合は偶数ではなく奇数で行い、必ず120㎝以上の水槽を用意しましょう。

 

色揚げ方法は?

これに関しては、アジアアロワナできれいな赤を出したい!という以外は、実は底床の色 とライトの色が大きく影響しています。基本的に明るめの色にしたいのであれば明るめの底床、暗めのしたいのであれば暗めの底床を使用するといいです。もう少し細かく言うと、黒っぽい底床を使用すると本来持っている色味がより強く出る傾向があります。

また、ライトに関しては色揚げとは少し違うのですが、ライトの色っぽく見えるようになるので、青っぽく見せたいなら青、紫っぽく見せたいのであれば紫のライトを使用するといいです。

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水草との相性は?

見た目の相性はかなりいいですが、やはりコケがすごいです・・・・。

導入当初はこのような感じで飼育していたのですが・・・

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コケに負けて最終的にはこうなりました(笑)↓

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まず、肉食魚で大食漢なので、コケは発生しやすいです。そして、発生したときにエビやオトシンクルスなどの生物兵器を入れられないので、水草に付いたコケの除去がかなり大変です。

また、シダ系の水草は結構シダ病にかかってしまうので、水草を導入するのであれば成長の早いマツモ、アマゾンフロッグピットや、もしコケが発生しても取りやすいアヌビアスナナをおすすめします。

 

バイオレットスネークヘッドまとめ

いかがだったでしょうか?それなりに大きな水槽が必要になりますし、デリケートな種類で初心者向けとは言えない本種ですが、それを凌駕するくらいの魅力があるので、ぜひこの魅力を味わってみてください。