ABYの熱帯魚図鑑

初心者の方でも、初めて熱帯魚を飼育する方でも分かりやすくお伝えできればと思います。よろしくお願いします♪ちなみにABYとはアクアブロガーよしきの略です(´・ω・`)

【実例多数】スネークヘッドの色揚げ方法まとめ

スネークヘッドって美しいですよね。そしてどうせ飼育するならその美しさを最大限引き出してあげようと思いますよね?

僕もそう思います。ただ自分が理想としている色を引き出すことはなかなか難しいです。僕も現在3匹のスネークヘッドを飼育しているのですが、この色揚げには苦労しています。

そして試行錯誤しつつも、3匹とも理想の色に近づいているという風に感じています。なのでこの記事では、一般的な色揚げ方法に加えて、僕が実践して成果を出した色揚げ方法をミックスでお伝えできたらと思います。

 

 

色揚げで大切な要素は?

大切なのは大きく分けて6つあります。影響が大きいと思う順に並べていきます。

1つ目は底床の色です。少なくてもスネークヘッドに関してはこれで決まると感じています。自分の出したい色に合わせて変えていく必要があります。

2つ目はライトです。もしかしたら色揚げっていうところだと少しずれるかもしれないですけど、ようはどう見えるかが大事なので、青っぽい色にしたいのであれば青っぽいライトを使用すると手っ取り早くその個体の青が強調されます。これは実際にショップでも使われている手法です。

※赤色のライトを使用して、より赤が美しく見えるようにしています↓

3つ目は餌です。餌に関してコントロールできるのは赤色だけですが、それでも意識するだけで赤色に関しては結構変わってきます。特にクリルは気軽に色揚げが期待できる餌です。

4つ目は混泳相手です。いじめられると黒っぽくなったりするので、【基本的には】美しい色に育てたいのであれば単独飼育をおすすめします。ただ、少し事情が異なる種類もいるので後ほど説明します。

5つ目は水質・水温・レイアウトです。その個体に合った水質だったり、レイアウト(水草を利用したり)で飼育していると、よりいい発色を見せてくれます。

6つ目というか、これは自分ではどうしようもないかもしれませんが、ある程度成長させないと本来の色味を出してくれないので、頑張って大きくしましょう(笑)。

 

これら5つに関して(6つ目はとくに解説しなくていいですよね)下で詳しく説明します。

 

色揚げ方法①その個体に合った底床の色を選ぶ

基本的に明るめの色にしたいのであれば明るめの底床、暗めのしたいのであれば暗めの底床を使用するといいです。もう少し細かく言うと、黒っぽい底床を使用すると本来持っている色味がより強く出る傾向があります。これで特に成功したと思うのが、僕が飼育しているバーミーズレッドフィンスネークヘッドです。体色の黒と、ヒレの赤のコントラストをより美しく出したいと思い、黒っぽいソイルを使用しました。どうなったかというと・・

左が導入当初で、右が導入1ヶ月後の姿です。

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導入当初と比べるとかなり変わっているということが分かると思います。

あとはライトを赤っぽくしたり餌でクリルをあげたりしてますが、まあソイルの影響が一番大きいと感じます。

 

色揚げ方法➁その個体に合ったライトの色を選ぶ

これに関して一番成功したのはチャンナプルクラですね。左がGEXクリアLEDを使用していて、右がAXY FINE600LEDを使用しています。

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AXY FINE600LEDの方がより青味が強いのが分かります。まあ撮った日が違うのでこの画像からだと何とも分かりにくいかもですが、これに関してはかなり変わったと飼育していて思いました。

 

あと分かりやすいのは下の写真ですかね。うちのニューレインボースネークヘッドの写真です。左が赤っぽいライトで、右が白っぽいライトです。個人的には白っぽいライトのほうがこの個体の個性を生かせるような感じがします。

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こんな感じで、ライトを換えることで結構大きくイメージを変えることができると分かっていただけたかと思います。

 

 

色揚げ方法➂色揚げ効果のある餌を与える

餌でコントロールできるのは、赤色だけです。カーニバルとかクリルには色揚げ効果があるので、2種類の餌を混ぜてあげるといいかと思います。栄養バランスも良くなります。

また、僕もかなり驚いたのですがキョーリンの、レッドバルが本当すごいです。キョーリンのサイトで、レッドバルを与えた個体の色揚げ効果がどれくらいあるのかの実験が載ってるのですが、だいぶ赤味が強くなっていました(アジアアロワナの実験なので、スネークヘッドの場合はここまで赤くはならないですが、それでも他の餌よりは色揚げ効果が期待できます)。以下のリンクから実験結果を確認できます↓

www.kyorin-net.co.jp

 

色揚げ方法④混泳相手を考える

最初に書きましたが、基本的には単独飼育の方がいいです。いじめられないですし、その個体に合った底床、ライトを選ぶことができます。

ただ、オセレイトスネークヘッドに関しては少し事情が違います。この種類はエメラルドグリーンになる個体とターコイズブルーになる個体に分かれます。好みもありますが、一般的にはターコイズブルーのほうが美しいとされています。ただこのターコイズブルーは、興奮状態のときに発色することが多く、単独飼育ではなく複数飼育である程度緊張感がある環境のほうがこの色を発色しやすいと言われています。

あとは餌とか雌雄差とか産地によって変わるとかいろいろ言われていますが、残念ながら理由ははっきりと分かっていません。

ちなみに、エメラルドグリーンとターコイズブルーの個体はこれくらい違います↓

www.youtube.com

 

色揚げ方法➄適切な水質・水温・レイアウトにする

まず水質に関してはその種類のことをネットなりショップ店員に聞いて、好む水質を調べてその水質になるようにPHを調整してあげましょう。

また青系スネークヘッドは水温にうるさいので、特に夏場の高水温に気を付けます。

レイアウトに関しては、これは何となくですが、水草を入れてあげた方がきれいに発色してくれるように感じます。あと、これは色揚げとは関係ないですが、やっぱりスネークヘッドと水草は見た目の相性がいいです。

以前飼育していたバイオレットスネークヘッド↓

ね、相性いいですよね。ただ、コケには悩まされるので、それがスネークヘッド水草水槽のの課題になってくると思います。

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www.yoshiki-diary.com

 

スネークヘッドの色揚げ方法まとめのまとめ

最初に書いたように、効果が高い順に上の方から説明したので、すぐに結果を出したいという方は、上の方から実践していただければと思います。特に①の底床と➁のライトに関しては効果大きいですし、なにより即効性もあるのでかなりおすすめです。

今回の記事は自分で実践して、しっかりと効果があるものを紹介できたと思うので、自分で言うのもなんですが、かなりの自信作です(笑)。ぜひ実践してみてくださいね。