◆非常に美しい仲間が多いスネークヘッド
◆しかも人に馴れやすい種類が多く、人懐っこい
◆でも飛び出しが多かったり若干癖もある・・・
そんなスネークヘッドの飼い方・注意点に関して説明します。
- この記事の使い方
- 水槽の大きさは?
- ろ過器(フィルター)はどんなものを使えばいいの?
- 混泳は可能?
- 水温は?
- やはり飛び出し
- 水草との相性に関して
- 餌は何をあげればいいの?
- ヒーターカバーは必須!
- スネークヘッドまとめ
この記事の使い方
僕のこんな感じの記事とかを読んで飼いたいと思った人とか、単純にスネークヘッドに興味を持った人がこの記事を読んでくれていると思います。
こんな感じの記事↓
【60cm水槽】バイオレットスネークヘッド導入 - 横浜中華街のランダムウォーカー
オセレイトスネークヘッドの飼い方~僕が飼育したことあるシリーズ~ - 横浜中華街のランダムウォーカー
【初心者でも簡単!】美種多数!小型スネークヘッド5種飼い方まとめ - 横浜中華街のランダムウォーカー
それは大変ありがたいのですが、まずは本記事をしっかり読んでからスネークヘッドの飼育を始めたほうが失敗は少なくなると思うので、飼育するスネークヘッドを選ぶ前だったり、飼育中で困ったことなどがあったらぜひ読んでみてください。
出展:https://blogs.yahoo.co.jp/takachanzerozero/30214824.html
水槽の大きさは?
これは当然ですが、その飼育したいスネークヘッドの最大サイズによります。一般的にはその最大サイズ以上の縦幅の水槽を最終的には用意しないといけません。
例えばチャンナプルクラであれば、最大は30cm程度とされているので、60㎝規格水槽(60×30×36cm)は最低でも必要かなー、といった感じで最終的に買うべき水槽の大きさを考えます。
また、混泳させるのであれば、その一段階上の水槽を用意したほうがいいです。プルクラの例でいうと、90×45×45cm以上の水槽を用意してあげましょう。
あくまで【現状】で、その最終的に必要な水槽を置く場所がなかったり、購入する資金がないのであれば、一旦飼育は諦めたほうがいいです。成長スピードには個体差があり、万が一思ったより成長スピードが速く、置くスペースもなければお金もない・・・という状況を防ぐためです。
ろ過器(フィルター)はどんなものを使えばいいの?
肉食魚で水も汚しやすいので、ろ過力の大きい上部フィルターか、外部フィルターか、もし大きい水槽であればオーバーフローがおすすめです。
それに加えて水作フラワーなどのサブフィルターを入れてあげると酸素供給もできますし、水質も安定しやすくなります。
また、後にも述べますが、スネークヘッドの場合飛び出しに細心の注意を払わなければいけないので、それ自身が蓋の役割もしてくれる上部フィルターが個人的には一番おすすめです。見た目はイマイチですが、ろ過力は大きいですし、ろ過槽のメンテナンスも楽ちんです。
混泳は可能?
綺麗な身体をキープするためには単独飼育をする方がいい、ということを前提に、もし混泳するなら注意してほしいことを以下にまとめました。
・混泳する魚を全て同時に入れること
後に入れると、すでにテリトリーができているところに新しい魚が入ってしまうことになるので、攻撃されやすいです。
・偶数匹を避け、奇数匹で飼育すること
中途半端にテリトリーを意識させることを避けるためです。どうせテリトリーを守るのは無理だからもういいや!となってくれることを狙います。
・逃げられるところを作っておく
もしいじめられたときに逃げられるように、シェルター、流木、土管などを入れておきましょう。
・多少の小競り合いは覚悟しておく
肉食魚の混泳をするときには覚悟すべきことですが、基本的に無傷で飼育するというのは難しいと思った方がいいです。なので、美しく育てたいのであれば単独飼育をおすすめします。
水温は?
水温は、22~28℃と許容できる範囲は広いです。ただこれはスネークヘッド全般に言えることですが、低水温よりも高水温に弱い傾向があるので、水温が上がりすぎないように注意しましょう。
やはり飛び出し
まさかこんな所から?といったところから飛び出します。「少し空いてるけどまあ大丈夫でしょう」という考えは捨てたほうがいいです。隙間なくきっちり覆いましょう。また、大型種は蓋がしてあってもそれをふっ飛ばして外に飛び出ることがあるので、(最近あまり見ないですが、)蛍光灯を置いたり、なにか重しをのせるといいと思います。
そうった意味で、上部フィルターを設置すると水槽の後ろ半分をフィルターで覆うことができ、前半分に関してはガラス蓋+蛍光灯で覆えるので、スネークヘッドの水槽にはおすすめできます。
水草との相性に関して
見た目の相性はかなりいいですが、維持するのはかなり難しいです。
まず、肉食魚で大食漢なので、コケは発生しやすいです。そして、発生したときにエビやオトシンクルスなどの生物兵器を入れられないので、水草に付いたコケの除去がかなり大変です。
また、植える系の水草は掘り返されてしまうので中型種以上ではほぼ無理でしょう。レインボースネークヘッドなどの小型種であれば、先にある程度根付かせたあとであればなんとかいけると思います。ただ、それでも茎が固いような水草は簡単に折られてしまうので、柔らかいラージナヤスや、バリスネリアなどをおすすめします。
なので、入れるとしたら流木などに活着する水草がいいと思います。ただ、シダ系の水草はそれ自身にコケが付いてしまうと結構シダ病にかかってしまうので、シダよりもさらに丈夫で、もしコケが発生しても取りやすいアヌビアスナナをおすすめします。
また、成長が早く、苔の養分を吸収してくれるマツモ、アマゾンフロッグピットなどを一緒に入れるのも苔対策としてはいいのではないでしょうか。
餌は何をあげればいいの?
生餌の場合は、小赤だったり、メダカがメインになると思いますが、栄養のバランスを考えて、必ず生餌には餌をしっかりあげたうえで与えましょう。また、同じ理由で時々エビなどを与える方がいいです。
ただ、栄養バランスだったり、管理のしやすさを考えると人口餌に慣れさせた方がいいでしょう。
ショップで生餌だけ与えている場合はいきなり人口餌を食べるようになることは無いので、まずは嗜好性の高いクリルに慣らせます。そうすることで、”この人は餌をくれるひとなんだ”と覚えさせることができます。それからクリルに混ぜてカーニバル、キャットなどを与えるといいです。
クリルすらなかなか食べてくれない場合は?
根気であげ続けましょう(笑)
1か月くらいは食べなくても大丈夫です。決まった時間に与えて、数分して食べなければすぐに取り除きましょう。
1か月過ぎても食べなければ、冷凍のエビを使って餌付けするのもありです。
また、冷凍の赤虫をあげるでもいいのですが、食べなかった場合に取り除くのが面倒なので、あまりおすすめはしないです。
クリルには慣れたけどカーニバル(キャット)は食べない場合は?
こちらも根気であげ続けましょう(笑)
それでもなかなか食べてくれない場合は、クリルを濡らして、そのエキスをカーニバル(キャット)にかけてからあげると結構食べてくれます。
食べてくれないからと言って、クリル単食にするのは絶対にやめましょう。栄養が偏ってしまい、背中が曲がったり、寿命が短くなる可能性があります。
拒食になったら?
大型魚全般にあることですが、人工餌をあげていると急に拒食になったりすることがあります。対応としては①最初と同じように根気よく与え続けるか②冷凍餌(エビなど)を与え、それを食べてくれるようになったら、それにさりげなく人工餌を混ぜて与えるという方法です。
まずは①を行い、それでも食べてくれない場合は②に移行すればいいかと思います。
ヒーターカバーは必須!
夜は水槽の端で休んでいることが多いので、そこに裸のヒーターがあるとやけどしてしまいます。なので、ヒーターカバーは必ず付けましょう。
スネークヘッドまとめ
いかがだったでしょうか?
いろいろと癖の強いスネークヘッドの仲間ですが、これらをクリアすれば、大変魅力的な姿を僕たちに見せてくれます。
ぜひ、この記事を参考に飼育して頂ければと思います。