幼魚の時はまさにピラニアナッテリーのような体型、体色をした種類です。ピラニアが共食いを避ける習性を利用し、ピラニアから襲われないためにこのような形質となってるみたいです。へーっ、て感じですよね。成長にしたがい体型がごつくなり、顎下の赤も徐々に薄れていき、『あ、コロソマだな』という感じになります。
植物質を主体とした雑食性なので餌の選り好みもせず、丈夫で飼育しやすいのですが、大型化するということあり、飼育するには注意が必要な種類です。
今回はそんな、レッドコロソマの飼育法について解説します。
- どこで販売されているの?価格は?
- 寿命は?
- 大きさ・適切な水槽サイズは?
- 適切な水温・水質は?
- 餌は?人工飼料には餌付くの?
- 混泳は可能?
- おすすめのフィルターは?
- どんなレイアウトにすればいい?
- かかりやすい病気は?
- レッドコロソマの飼育法まとめ
どこで販売されているの?価格は?
そこまでマニアックな種類ではないので、ちょっと肉食魚に力を入れている店舗に行けば見つけられる可能性は比較的高いかと思います。
また、charmなどのネット通販を根気よく探せばどこかではヒットするかと思います。
価格は1,000円~1,500円位です。
寿命は?
20~25年くらいです。
大きさ・適切な水槽サイズは?
自然界では、最大で90㎝程の個体が確認されているようですが、水槽内では60㎝程度でしょう。
ただ60㎝というサイズはそもそもかなり大きいですし、本種は体積というか体のボリュームもかなり大きいので、最低でも120㎝以上の水槽を用意しましょう。また、突進力がすごいので、しっかり厚さのあるガラス水槽か、もしくはアクリルの水槽を用意したげましょう。薄いガラス水槽だと突進で割られる可能性があります。
成長速度は?
飼育環境にもよるので何とも言えませんが、基本早いです。レッドテールキャットと同じようなイメージですね。
十分な餌を与えていれば、1年程度で30㎝にはなり、90㎝もしくは120㎝水槽への移動が必要になるでしょう。
適切な水温・水質は?
水温は23~28℃、水質は弱酸性~中性くらいをキープしていれば問題ないでしょう。丈夫な種類なので、水温・水質ともにそこまで神経質になる必要はありません。
餌は?人工飼料には餌付くの?
食性ですが、草食ベースの雑食性という感じです。現地では果物、ナッツ、種子等を主食として、昆虫、小魚も食しています。
これらのものを飼育下で再現するのは現実的ではないので、コイの餌等、人工飼料を与えるのがいいでしょう。
人工飼料には比較的容易に餌付きます。
混泳は可能?
比較的温和ではありますが、嚙み癖のある個体もいます。大きく成長したレッドコロソマに嚙まれたら結構ひとたまりもないので、最低限、混泳させる個体の大きさはある程度合わせた方がいいです。
大型のガーパイク、アロワナ、レッドテールキャット、ダトニオなどの大型魚と混泳されている方が多いですね。
おすすめのフィルターは?
ヒーターのコードなども嚙みちぎってしまう可能性があるので、ろ過槽にヒーターを入れられるオーバーフロー式が理想ですね。もしオーバーフローが無理なのであれば上部フィルターがいいかと思いますが、ヒーターがむき出しになってしまうので、ヒーターカバーを付けるのはもちろん、コードを隠すためにコーナーカバーを設置するのがいいかと思います。
どんなレイアウトにすればいい?
力が強く、レイアウトを組んでもなぎ倒されるのが目に見えているので、砂利をしくくらいしかできないかと思います。
かかりやすい病気は?
基本病気には強いです。
ただ、大型魚飼育でよくあることなのですが、目が白濁することがあります。これは、傷や、水質の悪化、pHの低下などの原因が考えられます。ただの傷であればほおっておけば治りますが、そうでなければ水換えの頻度を増やすなどして、水質の改善させる必要があります。
レッドコロソマの飼育法まとめ
幼魚が1000円とか2000円とかで販売されていて、ピラニアっぽい見た目もあいまってつい気軽に買ってしまいそうですが、衝動買いしてもいいサイズ感ではないので、大型水槽を用意できるかを考えた上で購入しましょう。