ハラハラキャットなのか、ハラジャーデニーなのか、正式名称はどちらか分からないですが、ハラハラキャットとしての方が有名な種類です。
小型で温和で人工飼料にも慣れやすくて・・・ということで大変飼育しやすく、またヒレを広げてちょこちょこ泳ぐ姿が可愛らしいナマズの仲間です。水草水槽だとなかなか見つけにくいのがたまにキズですが・・・
今回はそんなハラハラキャットの飼育法に関して解説します。
- どこで販売されているの?価格は?
- 寿命は?
- 適切な水温・水質は?
- 餌は?人工飼料には餌付くの?
- おすすめの混泳相手は?
- ろ過器は何を使えばいいの?
- 繁殖方法は?
- かかりやすい病気は?
- ハラハラキャットの飼育法まとめ
どこで販売されているの?価格は?
わりとどこのショップに行っても見かけることが多い種類です。もし近くにそういったショップが無かったとしても、ネット通販を使えば比較的容易に購入することができます。
価格は800円前後で販売されています。
寿命は?
3~5年くらいです。
適切な水温・水質は?
水温は22~28℃くらいを好みます。ただ白点病を防ぐために26℃以上をキープするといいです。
水質は弱酸性~中性付近を好みます。そこまで水質にはうるさくないですが、アルカリ性に傾くと状態を崩すことがあるので、サンゴろ過槽にサンゴを入れたり、また底床として大磯を使用するのは避けましょう。
餌は?人工飼料には餌付くの?
餌は冷凍赤虫などの生餌を好みますが、慣らせばキャット等の人工飼料にも餌付いてくれます。最初は冷凍赤虫で【この人は餌をくれる人だ】と覚えてもらい、徐々に砕いたキャットをまぎれさせるのがいいかと思います。やはり赤虫だけだと栄養が偏ってしまうので、できる限りキャットなどの人工飼料に餌付かせた方がいいです。
また基本的に夜行性なので、最初のほうはなかなか昼間に姿を見せてくれませんが、慣れてくると下の動画のように昼間でも餌を食べてくれるようになります。
おすすめの混泳相手は?
ハラハラキャットが混泳相手に危害を加えることはないので、ハラハラキャットが食べられず、かついじめられない種類がいいかと思います。また、すばしっこい混泳相手だとそれがストレスになることもあるので、コリドラスとかはやめた方が無難です。
おすすめの混泳相手としては、バンジョーキャットやウッドキャットなどが挙げられます。ただこの2種類はサイズに差がありすぎると捕食してしまう可能性があるので、そのサイズ差だけは注意しましょう。
混泳に絶対はありませんが、同種同士、トランスルーセントグラスキャット、オトシンクルス、エビ等との混泳であれば上手くいく可能性は非常に高いでしょう。
ろ過器は何を使えばいいの?
全くの止水というよりは、緩やかな流れがある環境を好むので、上部フィルターや、外掛けフィルターなど、緩やかな流れを作り出せるフィルターがおすすめです。
また、酸欠には弱いのでメインのフィルター+水作エイトなどの投げ込みフィルターやぶくぶくなどを入れてあげましょう。
繁殖方法は?
現在調査中でございます(◞‸◟)
かかりやすい病気は?
基本的に丈夫な種類なのですが、導入時の水合わせと水換え時の水温合わせに気を付ければ問題ないかと思います。ただこれらの作業を怠ると白点病にかかる可能性があります。
ただ、ショップでもともと病気を持っていた個体を購入して、導入時に発症してしまう場合もあるので、その時は以下のようにして対応しましょう。
白点病にかかってしまった場合の対処法
他の魚より魚病薬には弱いので、白点病の初期症状であれば
①2、3日かけて水温を2~3℃上げる
②塩分濃度が0.5%になる様に塩を入れる
③毎日1/3の水替えをする
という対応で自然治癒を狙いましょう。
ただ、症状が進んでしまっている白場合は、投薬しないほうがまずいので、迷わず魚病薬を使いましょう。対処法を以下にまとめます。
◆白点病が重症化した場合の対処法
飼育水を1/2程度替え、グリーンFリキッドを投入します。(アグデン、ニューグリーンFでも対応できます。)また、塩分濃度が0.5%程度になるように食塩を入れてあげると回復が早くなります。
ハラハラキャットの飼育法まとめ
いかがだったでしょうか?コリドラスと並んでナマズの小型種として人気の高いハラハラキャットの飼育法に関して説明しましたが、さすがに小さくて物足りない・・・という方にはバンジョーキャットをおすすめします。最大サイズはハラハラキャットよりも大きいですが、温和で飼育しやすいという点では同じです。興味があるかたはぜひ下のリンクから調べてみてくださいね♪