口が大きくてかわいいバトラクスキャット。
以前は幻の魚とされていましたが、最近は一般的なショップでも比較的安価で見られるようになってきました。その特徴的な見た目ももちろんですが、人馴れもすることから、人気の種類です。
そんなバトラクススキャットの飼育法をお伝えしたいと思います。
購入は?値段は?
以前は幻のナマズでしたが、今は一般的な熱帯魚ショップでも見られるようになってきました。ネット通販で探せばそんなに苦労しないかと思います。値段に関しては、8000円から10000円くらいです。
寿命は?
平均で10~15年くらいです。ナマズの仲間ということもあり、大きさの割に比較的長生きしてくれます。
バトラクスキャットの大きさは?
25㎝から30㎝くらいです。60㎝水槽で終生飼育が可能だと思います。餌などを上手調節できれば45㎝水槽でも飼育可能です。
気を付けるべき病気は?
これはバトラクスキャットだけでなく、うろこが無いナマズ全般なのですが、やはり白点病になりやすいです。
水温の急変で発症しやすくなるので、特に冬場の水替え時には注意しましょう。
もし白点病になってしまったら?
基本的に魚病薬は使えないので、数日かけて2~3℃程度水温を上げるとともに毎日1/4~1/3程度の水換えを行い、餌を残さない程度に多めに与え、自然治癒を狙いましょう。
初期であれば7~10日程度でほぼ完治するはずです。
詳しくはこちら【熱帯魚がかかりやすい病気まとめ~症状・原因・治療法まで~ 】に記載してます。
適切は水温・水質は?
水質に関してはそんなに気にしなくてもよいです。弱酸性から中性を保っていただいて、極端に酸性に傾かないように注意すれば問題ありません。
水温は22~28℃程度を好みます。ただ、白点病を防止するために最低でも26℃以上をキープするといいです。
餌は?人工餌に餌付くの?
生餌を与える場合はめだか、冷凍赤虫、小赤などになると思います。生餌を与える場合は、栄養に偏りが出ないように、数種類の餌を混ぜて与えたほうが良いです。
個体差もありますが、若干人工餌には慣れにくい印象があります。
もし人工餌に餌付かせたい場合は、まず冷凍赤虫に慣らせる⇒その赤虫のにおいを付けたクリルを与える⇒そのクリルのにおいを付けたキャットを与える。この流れで餌付ければほとんどの個体が餌付きます。
それでも餌付かない場合はこちらの記事【肉食魚・大型魚への人工飼料の餌付け方法まとめ】をご参考ください。
ろ過器はなにを使えばいいの?
肉食魚で水を汚しやすいので、ろ過力が高くないぶくぶくだったり、投げ込みフィルターだったり、外掛け式のフィルターはあまりお勧めできません。ろ過力の高い上部フィルターだったり、外部式フィルターをお勧めします。
何を選んでいいか分からない方はこちらの2記事をご覧ください。
・60cm水槽におすすめのエーハイム製外部式フィルターまとめ
上部式フィルターや、外部式フィルターのサブ的な役割として、ぶくぶくや、投げ込みフィルターを入れるのがいいと思います。
混泳は?
画像の通りかなり口が大きく、同じくらいの大きさの魚でも飲み込んでしまうので、基本的には無理だと思ったほうがいいです。
人によってはバトラクスキャットより大きいポリプテルスとか、同種同士で混泳している方もいらっしゃいますが、単独飼育の方がいいです。
バトラクスキャットの底床は何が適してる?
基本的に底にいることが多いので、角ばっていない砂利を選んだ方がいいです。また
自然界では、昼間は水深の深い場所でじっとしていることが多いので、暗めの色がいいです。
総合すると、【ガーネットサンド】や【大磯】などがいいかと思います。
バトラクスキャットの飼育法まとめ
いかがだったでしょうか?
一通り読んでいただけたら、バトラクスキャットの飼育法の基本的な部分はご理解いただけたかと思います。
ただ、実際飼育してみると、一般的に言われている情報と違う・・・なんてことはよくあります。「温和って言われてるのにめっちゃ気が荒いじゃん!」とかとか。なので、まずはこの記事で基本的な知識は身に付けてもらって、あとは飼育しつつその状況に合わせて対応していきましょう。
つきはなすような言い方になってしまって申し訳ないですが、実際そういうものですし、それが熱帯魚飼育の魅力でもあるので、楽しんで飼育してくださいね♪