カマツカは、日本に広く生息しているいわゆる淡水魚です。
大変おいしいので、食用としても重宝されますが、水槽内でも可愛い仕草を見せてくれるので飼育魚としても人気が高いです。
今回は、そんな日本淡水魚、カマツカの飼育法に関してお伝えできればと思います。
- どこで販売されてるの?価格は?
- カマツカの生態は?
- 寿命は?
- 大きさ・水槽のサイズは?
- カマツカの好む餌は?またその量は?
- カマツカに適した水温・水質は?
- カマツカの飼育に適した底砂は?
- 混泳は可能?
- カマツカに適したフィルターは?
- 飛び出しに注意!
- カマツカの飼育って難しいの?
- カマツカの飼育法まとめ
どこで販売されてるの?価格は?
日本淡水魚に力を入れている熱帯魚ショップでないとなかなか見かけられないかもしれないです。
ただ、販売されている場合は400~500円程度と、比較的安価で購入できます。
もし近くの熱帯魚ショップで見かけないのであればcharm等のネット通販を利用しましょう。
そこまで苦労せず見つけられると思います。
カマツカの生態は?
岩手県、山形県以南の本州、四国、九州、壱岐島に分布する日本淡水魚です。
河川の中流~下流、湖の沿岸などに生息しています。また、綺麗な砂利があることが生息条件となります。
積極的に動き回るというよりは、待ち伏せして餌をとらえるタイプです。
寿命は?
4~5年程度です。
大きさ・水槽のサイズは?
最大20cm程度に成長します。
あまり動き回る種類ではないので、単独飼育であれば45㎝水槽で終生飼育できます。
ただ、最大サイズまで成長すると若干窮屈な感じがあるので、できれば60㎝水槽を用意してあげたほうが個人的にはいいと思います。
また混泳する場合は60㎝以上の水槽を用意しましょう。
【関連記事】
60㎝水槽で日本淡水魚を飼育するのに必要な用品とその値段は?
カマツカの好む餌は?またその量は?
自然界では水生昆虫や藻類をメインに食べていおり、それらを生餌で補うのは難しいので、人工餌に慣らせた方がいいかと思います。
基本的には沈む餌しか食べないので、メディスーパーゴールドなどの沈下性の金魚の餌を与えるといいです。
量に関しては、あげすぎると消化不良を起こしたり水質の悪化につながるので、お腹が少し膨れるというのを目安に1日2回くらいあげればいいでしょう。
なかなか人工飼料を食べてくれない場合は?
何も食べないのはまずいと思うので、いったん冷凍赤虫に慣らせましょう。冷凍赤虫に馴れてくれたらそのエキスを吸い込ませた人工餌を与えてみましょう。
それを根気よく続ければ食べてくれるはずです。
より細かくこちらの記事【肉食魚・大型魚への人工飼料の餌付け方法まとめ】で書いているので、応用していただければと思います。
カマツカに適した水温・水質は?
日本に生息しているので、基本的に室内であれば気にしなくても大丈夫です。ただ、冬場は水温の低下により白点病や水かび病にかかりやすくなるので、病気が怖い場合は、【GEX 金魚元気 オートヒーター SH120】のような、水温が上がりすぎない金魚用のヒーターを使うといいです。
水質に関しては、弱酸性じゃないとダメ!弱アルカリ性じゃないとダメ!とかは特にないので、【清潔な水】をキープして入れば大丈夫です。
ただ、水質の悪化には弱い面があるので、定期的な水替えは怠らないようにしましょう。
カマツカの飼育に適した底砂は?
底砂は基本的に清潔な状態を保たないといけないので、清掃しやすい底砂がいいと思います。
粒があまり小さすぎると底砂の中を掃除するときに砂利も一緒に吸い出してしまうので、掃除しづらいです。
なので、砂のような粒が細かすぎるものはあまりおすすめできないのですが、砂に潜る習性もあるので大きすぎてもよくないです。
いろいろ悩むかと思いますが、もし敷く場合はこちらの田砂【シンセー 津軽プレミアム】がおすすめです。日本淡水魚という雰囲気が出せますし、粒もちょうどいい感じです。
もし掃除に自信がない場合は、底砂は敷かなくても大きな問題は無いので、いっそ敷かないという選択もありだと思います(砂に潜ることでストレスの解消になるという情報もありますが、それで底砂の清掃を怠るぐらいであればないほうがいいです)。
混泳は可能?
基本的にカマツカがかなり温和な種類なので、混泳のパートナーも比較的温和な種類でないと上手くいかないケースが多いです。
また、一般的に大丈夫と言われていても、実際飼育してみないと分からないこともあるので、混泳に絶対はないという前提でお話します。
熱帯魚・金魚との混泳は?
生活スペースが被らずに温和な種類で、カマツカよりも小さなサイズであれば可能だと思います。熱帯魚であれば、エンゼルフィッシュ、グッピー、ネオンテトラ等と混泳可能です。
ただ、餌食いがあまり上手とは言えないので、しっかりと食べられているかは確認したほうがいいです。
また、餌の食べ残しなども食べてくれるので、金魚との混泳魚としても選ばれることが多く、お互いあまり他魚に干渉しないので上手くいくことが多いです。
他の日本淡水魚との混泳は?
これも温和で、生活スペースが異なるという条件で考えると、ウグイ、オイカワ、フナ、サイズ同じかそれ以下のコイ等とは可能かと思います。
また、生活スペースは被りますが、お互い温和などじょうとも混泳は可能でしょう。
オヤニラミは気が荒いので注意深く見ないといけないですが、生活スペースは被っていないので、可能かもしれません。
カマツカに適したフィルターは?
砂利を含めて清潔な環境を好むので、ろ過力が高くないぶくぶくだったり、投げ込みフィルターだったり、外掛け式のフィルターはあまりお勧めできません。ろ過力の高い上部フィルターを使用しましょう。
また、ろ過能力でいうと底面フィルターも高いですが、カマツカは底砂に潜る習性があり、底砂を掘り返してフィルター面がむき出しになった結果、ろ過力が激減する可能性があるので、底面フィルターはあまりおすすめできません。
飛び出しに注意!
以外に飛び出します。
まさかこんなところから?という隙間でも飛び出すので、どんな小さな隙間でもふさいでおいた方がいいです。
カマツカの飼育って難しいの?
とても簡単!という訳ではないですが、そこまで難しいということは無いです。
ただ、水質の悪化に弱いので、そこだけ注意していればそこまで難しい魚ではないです。
定期的な水替えを怠らないようにしましょう。
カマツカの飼育法まとめ
いかがだったでしょうか?
あまり水槽のメインとして見られている魚ではないですが、飼育しているとけっこう可愛い表情を見せてくれるので、ぜひ大切に飼育してあげてください。
この記事を読んで、カマツカをを飼育してみたいと思った方もいるかもしれません。ただそうは言ってもカマツカを飼育するのに必要な用品とか、いくらかかるのかが分からない!という方も多いと思います。そういった方のためにこんな記事⇒【60㎝水槽で日本淡水魚を飼育するのに必要な用品とその値段は? 】を書いてみたので、よかったら見てみてください。