金魚すくいなどで金魚を持ち帰ったはいいけど、何を揃えていいのか分からない・・・。そしてそれにいくらかかるのかも分からない・・・。
そして適当にそろえて飼育したはいいものの上手くいかずに死なせてしまう、という経験をした方も多いのではないでしょうか。
なので、今回はそのようなことが無いようにまずは金魚の飼育には何が必要なのか、そしてそれらを揃えるにはいくら必要なのかを解説していきます。
飼育を始める前に・・・
まず前提としてお話ししておきたいのは、基本的に本当に金魚を飼育したいのであれば金魚すくいで金魚を手に入れるのは無しです。
さんざん追い回されているのでかなり弱っており、病気になる可能性が高いからです。ただもう金魚を持ち帰ってしまった場合はこちらの記事【金魚すくいで取った金魚の飼育法は?長生きさせるコツをまとめます】をご覧ください
金魚の飼育に必要な用品と費用は?
ざっくり言うと、以下のものが必要になります。
・水槽
・水槽台
・フィルター
・ライト
・砂利
・魚をすくう網
・水換え用のホース
・カルキ抜き等の水質調整剤
・餌
・(必要なら)ヒーター
・(必要なら)水温計
こんなところですね。
値段に関してですが、だいたい9000円~40000円くらいの幅がありますね。この違いの理由は①購入する水槽サイズによる➁選ぶ水槽台で価格にかなり差がある、の2点が挙げられます。後ほど詳しく説明します。
これらの商品をどこで揃えるべきかという問題があるかと思いますが、特別な事情が無ければcharmで購入することをおすすめします。5980円以上の購入で送料は無料ですし、なにより業界大手の安心感があります。ちなみにcharm 楽天市場店であれば3980円以上の購入で送料が無料です。
また、とりあえず飼育を簡単にでも始めたいという人は水槽は小さくてもいいですが、長く飼育したいということであれば金魚の場合は最終的には60㎝水槽が必要になってくるので、①終生飼育を考えた場合➁とりあえず気軽に金魚の飼育を始めたい場合、で分けて説明します
終生飼育を考えて飼育する場合
最初っから終生飼育を考えて購入した方がコスパがいいですし、水量が多くなるぶん水質も、金魚の体調もいい状態をキープしやすいので、個人的にはこちらの方をおすすめしますね。
水槽のセット(約10000円)
60㎝水槽以上のもので、ライトとフィルターがセットになったものを購入した方がいいです。そしてフィルターに関しては上部フィルターが付いたものを選びましょう。最近は外部式フィルターがセットになるものもありますが、まあ手入れがめんどくさいです。
こちらの記事【肉食魚の飼育に最適なのは上部フィルター?外部フィルター?それとも・・・】で詳しく説明しているのでよかったらご覧ください。金魚も肉食魚ばりに水を汚すので、そのまま参考にしても問題ないです。
ちなみにこの10000円という価格は、60㎝水槽のセットを購入した場合を想定しています。
飼育する金魚は3~4匹に抑えると状態よく飼育しやすいです。
水槽台(3000~20000円)
水槽台の価格に関してですが、スチール製なのか、プリント化粧板を貼っているもの(木製ではなく木目と販売されている場合が多い)なのか、木製(この記事では木目がむき出しのものと定義します)なのかでかなり値段が変わります。
プリント化粧板を貼っているものは、濡れるとめっちゃ細かくふき取ったとしてもその化粧板がはがれてしまうので、長期的に使うとなるとあまりおすすめできません。別にはがれたとしても耐久性が下がるという訳ではないですが、見た目の問題ですね。
ちなみにスチール製<木目<木製の順で高くなります。ちなみに高いからと言って耐久性が高いわけではないです。高いほど見た目が良くなる、という感じです。
砂利(3~5kgで約1000円~2000 円)
絶対に必要という訳でもないですけど、あった方が雰囲気がでるので入れた方がいいと思います。
金魚を飼育する場合は、その雰囲気を上手く出すために”金魚っぽい”砂利を使うのがいいと思います。分かりやすく【金魚用の砂利】みたいに書いているのでそれを選べば間違いないでしょう。
あと、真っ黒い色の砂利を敷いても結構金魚の赤が映えます。
【参考動画】
魚をすくう網(約100~700円)
こちらに関しては、なんでもいいですが、大きすぎると小さい水槽だと扱いにくいので、そこら辺はバランスを見て買う必要があります。また、網目が細かいほうが魚を傷つけにくいのでおすすめです。
水質調整剤(約800円)
カルキ抜きだけではなく、重金属を取り除いてくれたり、また粘膜保護もしてくれるものがいいので、テトラ パーフェクトウォーターなんかがおすすめです。実際に僕も使っています。特に移動時などでは、体表に傷がついて水かび病になりやすかったりもするので、こういった粘膜保護剤が入った水質調整剤を使った方がいいです。
餌(300~1000円)
マニアックな人でなければ1000円もあれば購入可能です。とにかく大きくしたい・色揚げしたい・らんちゅうなどの肉瘤を大きくしたい!とかの希望が無ければまあ【金魚用の餌】と書いてあるものであればなんでも大丈夫でしょう。
水換え用のホース(約1000円)
水を吸い出すだけでなく、砂利の中もしっかり掃除できるのがいいと思います。そうすると300円のとかだと難しいので、1000円くらいはかかります。まあそれで魚の健康がキープできるのであれば問題ないのではないでしょうか。
(必要であれば)ヒーター(約2000~2500円)
水温の変化がなくなるので繁殖は難しくなります。また寿命が短くなるという噂もあるのでそこら辺は自己責任でお願いしますが、少なくてもヒーターがあった方が病気にはなりづらいので平均をとったらヒーターを使用して飼育した方が寿命が長くなるんじゃね?と個人的には思います。
購入するものは水温固定のもので問題ないと思います。60㎝水槽であれば150wのものを購入します。
(必要であれば)水温計(約150~1000円)
まあ金魚の状態が悪い時の一つの指標にはなると思うのであって困ることは無いと思います。
状態が悪いと思っていても、単純に水温が低くて活性が低くなっているだけかもしれません(10℃を下回ると動きが鈍くなる傾向にあります)。
終生飼育を考えて飼育する場合にかかる費用は?
こんな感じです↓
ヒーター・水温計を購入しなければ20000円以内で購入可能です。ヒーターを入れても20000円以内でギリギリ収まりそうですね。
あと本当に最低限の飼育でいいのであれば砂利もいらないのでもう少し安くなります。
charmであれば、大手の安心感もありますし、気に入った個体がいれば生体も用品も一気に揃ってすぐに飼育を始めることが可能なのでおすすめです。
とりあえず気軽に金魚の飼育を始めたい場合
ほんとにあくまで気軽に始めたい場合を想定しているので、明らかに狭そうと飼育者が見て思ったり、水の濁りが取れなかったり、金魚が常に水面に口をパクパクしているようなら容量オーバーなので、60㎝水槽に切り替えましょう。45㎝水槽とかに切り替えてもいいんですけど、どうせ最終的には60㎝水槽が必要になるので、であれば一気にサイズアップした方がコスパもいいです。
※終生飼育したい場合と若干重複する部分もあるのでご了承ください。
水槽のセット(約2500円)
とりあえず金魚飼育を始めたいという場合は、ろ過ボーイや水作エイトなどの投げ込み式フィルターや、外掛け式フィルターが付いている、金魚用の水槽セットを購入するのがいいと思います。
注意点としてはまずはライトが付いていないこと。まあ必須ではないので、必要であれば追加で購入するというかたちになります。安いもので2500円くらいから販売されています。ライト付きのセットも売ってますが、ライトを導入するなら5000円を切るのは難しそうです。
また、水量にも注意しましょう。この手の水槽セットはかなり水量が少ない場合があります。なので最低でも20L以上のものを購入し(できれば25Lはほしい)、のちのち大きくなることも考えて飼育する金魚も3~4cmの金魚3~4匹に抑えましょう。
(必要なら)ライト(約2500~10000円)
普通に飼育するだけなら必要ないですが、水草を入れるのであればあった方がいいです。それかある程度光が当たるところに置くかですね。
日光直撃!とかはそもそも水温の変化が急激になりすぎて金魚の状態が悪くなるのでだめですけど、ある程度の光が当たるのであればライトなしでもマツモとかアナカリスくらいだったら多分大丈夫です。
水槽台(3000~20000円)
水槽ごとに水槽台を購入するのはさすがにもったいないと思うので、これに関してはもう60㎝水槽用のものを買ってしまった方がいいです。
ただ小さい水槽だと上手く乗らない場合があるので、水槽台用の板を買いましょう。1000円位で買えます。charmでも購入できますし、在庫が無ければホームセンターやダイソーなどでサイズにあるコンパネやベニヤ板も購入することができます。実際僕はダイソーで購入しました(ちょうどcharmに在庫がなかったんですよね・・・)。
また、あまり個人的には好きではないですが、コトブキからアクアスタンドという水槽台が販売されており、上下を反転させることで45㎝水槽にも60㎝水槽にも対応できるという便利機能がついています。 ちなみに7000円位です。
【参考画像↓】
おすすめできない理由としては、この水槽台はプリント化粧板を貼っていて、このプリント化粧板というのが水に濡れると徐々に剥げてしまうからです。なので気軽に始めるのであればいいと思いますが、長期間使用するとなると見た目が悪くなるので個人的にはあまり好きではないです。ただ収納も付いているので便利っちゃ便利です。利便性重視の人にはいいのかも。
また、水槽台の価格に関してですが、スチール製なのか、アクアスタンドのようなプリント化粧板を貼っているもの(木製ではなく木目と販売されている場合が多い)なのか、木製(この記事では木目がむき出しのものと定義します)なのかでかなり値段が変わります。
スチール製<木目<木製の順で高くなります。
絶対に責任は取りませんが、20Lくらいなら水槽台は買わずに普通のスチールラックとか棚の上に置いても大丈夫だと思いますよ。実際子供の頃は水槽台なんて買わずに家の適当な家具の上に水槽を置いて飼育して何も問題はなかったですもん。まあ何か問題があっても責任はとりませんが・・・。
砂利(3~5kgで約1000円~2000 円)
絶対に必要という訳でもないですけど、あった方が雰囲気がでるので入れた方がいいと思います。金魚を飼育する場合は、その雰囲気を上手く出すために”金魚っぽい”砂利を使うのがいいと思います。
分かりやすく【金魚用の砂利】みたいに書いているのでそれを選べば間違いないでしょう。
あと、真っ黒い色の砂利を敷いても結構金魚の赤が映えます。
【参考動画】
魚をすくう網(約100~700円)
こちらに関しては、なんでもいいですが、大きすぎると小さい水槽だと扱いにくいので、そこら辺はバランスを見て買う必要があります。また、網目が細かいほうが魚を傷つけにくいのでおすすめです。
水質調整剤(約800円)
カルキ抜きだけではなく、重金属を取り除いてくれたり、また粘膜保護もしてくれるものがいいので、テトラ パーフェクトウォーターなんかがおすすめです。実際に僕も使っています。特に移動時などでは、体表に傷がついて水かび病になりやすかったりもするので、こういった粘膜保護剤が入った水質調整剤を使った方がいいです。
餌(300~1000円)
マニアックな人でなければ1000円もあれば購入可能です。とにかく大きくしたい・色揚げしたい・らんちゅうなどの肉瘤を大きくしたい!とかの希望が無ければまあ【金魚用の餌】と書いてあるものであればなんでも大丈夫でしょう。
水換え用のホース(約1000円)
水を吸い出すだけでなく、砂利の中もしっかり掃除できるのがいいと思います。そうすると300円のとかだと難しいので、1000円くらいはかかります。まあそれで魚の健康がキープできるのであれば問題ないのではないでしょうか。
(必要であれば)ヒーター(約2000~2500円)
水温固定のもので問題ないと思います。
ちなみに20Lまでであれば50w、30Lまでであれば80wのヒーターで対応可能です。
(必要であれば)水温計(約150~1000円)
まあ金魚の状態が悪い時の一つの指標にはなると思うのであって困ることは無いと思います。
状態が悪いと思っていても、単純に水温が低くて活性が低くなっているだけかもしれません(10℃を下回ると動きが鈍くなる傾向にあります)。
とりあえず気軽に金魚の飼育を始めたい場合にかかる費用は?
こんな感じです↓
ライト・ヒーター・水温計を購入しなければ10000円以内で購入可能です。あと本当に最低限の飼育でいいのであれば砂利もいらないのでもう少し安くなります。
水槽台とライトの選択によって値段が大きく変わります。高いほど、ライトであればきれいに金魚を映えさせてくれますし、水槽台であればインテリアによくなじみむというイメージです。
なので安いのを買ったとしても特に金魚の状態が悪くなったり、耐久性に問題があるわけでもないので、個人的にはこの2つ最低限でいいと思いますけどねー。
charmであれば大手の安心感もありますし、気に入った個体がいれば生体も用品も一気に揃ってすぐに飼育を始めることが可能なのでおすすめです。最低限のセットでいいのであれば生体を入れても10000円切るでしょう。
金魚の飼育にかかる用品とか費用とかまとめ
とりあえず気軽に始めたい場合はおそらく生体合わせても10000円を切ります。また本格的に終生飼育を考えた場合でも生体込みで20000円切ります。
これを高いと思うか安いと思うかはその人次第ですが、状態よく飼育しよと思ったらこれくらいはかかります。
逆にここをケチるとすぐに水が悪くなって悪臭を放ったり、金魚がすぐに死んでしまったり本末転倒になっていしまいます。
なので金魚というか観賞魚を飼育する場合は最低でも10000円くらいの出費は覚悟しましょう。
また、この記事で予算の必要な用品、費用などの目安は付いたかと思うので、どんな金魚を飼育しようか迷っている方のために【初心者でも飼育できる金魚は?金魚の種類と特徴の飼育難易度別まとめ 】だったり、具体的な飼育法を知りたい方のために【【初心者向け記事】金魚の飼育法を簡単に解説します 】等を書きましたので、よかったらを見てみてください。