ABYの熱帯魚図鑑

初心者の方でも、初めて熱帯魚を飼育する方でも分かりやすくお伝えできればと思います。よろしくお願いします♪ちなみにABYとはアクアブロガーよしきの略です(´・ω・`)

アロワナナイフの飼育法(大きさ・適切な水槽サイズ・混泳・餌など)

アロワナナイフはアフリカ周辺に生息している、アロワナ目ナギナタナマズ科に属するナイフフィッシュの一種です。

下あごがアロワナのように上向きになっていることからこの名前が付けられました。ナイフフィッシュはこれまで何種類か紹介しましたが、今回は特に形態?というか体の形が面白いアロワナナイフの飼育法に関して解説します。

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出展:https://shopping.dmkt-sp.jp/products/02399606

 

どこで販売されているの?価格は?

入荷がそんなに多くない種類なのであまり見かけることが多くない種類です。ネットショップでもそんなに取り扱いが多い方ではないです。なので大型店舗に行って取り寄せしてもらうか、根気よくネットで探すしかないようです。

価格は大きさにもよりますが6000~10000円位です。

寿命は?

寿命は10年前後だと考えられます。

大きさ・適切な水槽サイズは?

実は一口にアロワナナイフと言っても、アロワナナイフ・アファーとアロワナナイフ・コンゴエンシスの2種類がおり、それぞれ大きさが異なります。

アファーの方が大きくなるとされており、最大サイズは自然界で約60㎝です。一方コンゴエンシスの方はそこまで大きくはならないみたいですが、正確な情報があまりなかったです。以前チャームのサイトでは30㎝と書いていたのですが、それが正しければかなり気軽に飼育できる種類だと言えます。

また、アファーに関しても、自然界では60㎝まで成長しますが、水槽内では大きくても30~40㎝くらいで止まることが多いです。

なので本当は120×60×45くらいの水槽は用意したいところですが、体が柔らかいということもあり普通の90㎝水槽でも飼育できそうです。

【おすすめ記事】

90㎝水槽で古代魚・肉食魚・中型魚を飼育するのに必要な用品とその値段はいくら?

アファーとコンゴエンシスの違いは?

まず上で話したように最大サイズが違います。

また一般的にはアファーには体表に美しいスポットや細かい斑模様入りますが、コンゴエンシスの方はそういった模様は入らないです。

ただ、コンゴエンシスと言う名前で販売されていても模様が入っていることもあったりするので、よく分からないですね・・・。

ちなみにアファーは西アフリカ産で、コンゴエンシスはその名の通りコンゴ産になります。詳しい店員さんに産地を聞くのが一番正確かもしれませんね。

適切な水温・水質は?

水温は23~28℃くらいを好みます。水質に関しては中性付近を保っていれば問題ないです。

餌は?人工飼料には餌付くの?

生餌を与える場合はその個体の大きさに合わせて冷凍赤虫⇒メダカ⇒小赤⇒姉金などなっていくかなと思います。

ただ、ランニングコスト、栄養バランスが気になるという場合は人工飼料に餌付けることをおすすめします。

人工飼料への餌付けは比較的しやすい種類です。

もしなかなか餌付かない場合はこちらの記事【肉食魚・古代魚・大型魚への人工飼料の餌付け方法まとめ 】をご覧ください。

 

混泳は可能?

いやー、ナイフフィッシュは気が荒い種類が多いので、基本的に難しいと思った方がいいですね。

本種より大きくて温和なメガロドラスとかであれば上手くいかせやすいかもしれません。

とは言いつつ現実的にはアロワナだったりガーパイクなどの大型魚と混泳させてる方も多いので複数飼育でバランスがとれていればありかもしれません。結局は相性なので・・・・。

【混泳例】※アロワナナイフではなくスポッテッドナイフです

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おすすめのフィルターは?

90㎝水槽までは上部フィルターで大丈夫かと思います。120㎝水槽に移動させた場合、飼育している個体もそれなりに大きくなっているはずなので、可能であればオーバーフローを用意してあげましょう。それが難しいそうであれば、まあ上部フィルターがいいかと思います。そこら辺の理由に関しては【肉食魚の飼育に最適なのは上部フィルター?外部フィルター?それとも・・・】でお話ししているのでよかったらご参考ください。

どんなレイアウトにすればいい?

本種に限らず、ナイフフィッシュは夜行性なので、可能であれば土管などのシェルターを用意してあげられるといいかと思いますが、現実問題水槽や本種が大きくなるにつれて厳しくなると思うので、あくまで【可能だったら】でいいかと思います。

あと砂利に関してですが、見た目よりも管理面を優先するのであれば敷かない方がいいです。どうしてもそれだと見た目が気になるという場合は薄ーくガーネットサンドをしくくらいがいいかと思います。

かかりやすい病気は?

白点病にかかりやすい種類です。ただ、古代魚の仲間なので、他の魚より魚病薬には弱いです。

なので、白点病の初期症状であれば

①2,3日かけて水温を2~3℃上げる

②塩分濃度が0.5%になる様に塩を入れる

③毎日1/3の水換えをする

という対応で自然治癒を狙いましょう。 ただ、症状が進んでしまっている白場合は、投薬しないほうがまずいので、迷わず魚病薬を使いましょう。対処法を以下にまとめます。

◆白点病にかかった場合の対処法

飼育水を1/2程度換え、グリーンFリキッドを投入します。(アグデン、ニューグリーンFでも対応できます。)また、塩分濃度が0.5%程度になるように食塩を入れてあげると回復が早くなります。

【参考記事】

熱帯魚がかかりやすい病気まとめ~症状・原因・治療法まで~ 

アロワナナイフの飼育法まとめ

いかがだったでしょうか?他のナイフフィッシュとは違った魅力のある種類なので、ぜひ興味を持ったら飼育してみてほしいですね。

また、飼育するのにいくらかかるのかとか、何が必要なのか確認したい場合、こちら【90㎝水槽で古代魚・肉食魚・中型魚を飼育するのに必要な用品とその値段はいくら? 】ご参考ください。

また、やっぱりもう少し小さい方が・・・混泳させやすい方が・・・という方はグリーンナイフフィッシュとかアフリカンナイフの飼育を検討して見てもいかと思います。特にアフリカンナイフは60㎝水槽での終生飼育が可能なので、気軽にナイフフィッシュ飼育してみたいという方にはおすすめです。