ゼブラキャットと言うと、僕が中学・高校生だったときの憧れの魚でした。もともとナマズが大好きだったということもあり、その中でも群を抜いて美しいゼブラキャットに惹かれていったのはある意味必然だったのかもしれません。
ただもちろんゼブラキャット自体当時のボクにとってはめちゃくちゃ高いですし、なにより終生飼育できる環境を用意できるはずもないので飼育を断念していました。
そして今はと言うと。。相変わらず憧れのナマズです(笑)。
さすがにゼブラキャットを買うくらいであれば特に躊躇なく買えるくらいに大人になりましたが、やはり終生飼育できる環境と整えられるかというと自信がないのでいまだに憧れで終わっております。
家買ったら本格的に検討しようかなー・・・
と、まあ個人的な話は置いておいて、今回はそんなゼブラキャットの飼育法に関して説明します。
- どこで販売されているの?価格は?
- 寿命は?
- 大きさ・適切な水槽サイズは?
- 適切な水温・水質は?
- 餌は?人工飼料には餌付くの?
- 混泳は可能?
- おすすめのフィルターは?
- どんなレイアウトにすればいい?
- 立ち泳ぎするのは病気?
- かかりやすい病気は?
- ゼブラキャットの飼育法まとめ
どこで販売されているの?価格は?
大きめの熱帯魚ショップで、肉食魚とか大型魚に力を入れているところでないとあまり見ない種類ですね。
ネットショップでも時期によっては根気よく探さないとなかなか見つからないかも。
価格に関しては、さすがに高校生の僕が躊躇するだけあって高価で、10㎝前後の幼魚が2~3万円で販売されています。
寿命は?
大型ナマズなので病気とかがなければ10年は生きるでしょう。
大きさ・適切な水槽サイズは?
約60㎝くらいにまで成長する大型ナマズです。
本種は非常に臆病なのでで、ちょっとした物音にも反応して驚れ、水槽に頭をぶつけてしまう可能性があるので、最低でも120×60×45㎝くらいの水槽を用意してあげましょう。ただ、できれば180×90×60㎝くらいの大きさの水槽を用意してあげたほうがいいです。
90㎝水槽で飼育している場合、本種が30㎝くらいになるまでは飼育できるかと思いますが、それ以上になったら120㎝以上の水槽に移行してあげましょう。90㎝水槽での終生飼育は難しいでしょう。
適切な水温・水質は?
水温は25~27℃くらいを好みます。まあ他の熱帯魚と同じくらいで大丈夫です。
また、デリケートと言われていますが、水質に関しても中性付近を保っていれば特に問題ありません。ただ、他の大型ナマズ同様に、水質の悪化には若干弱いので水換えはさぼらないようにしましょう。
餌は?人工飼料には餌付くの?
自然界では小魚や甲殻類を食べています。なので生餌を与える場合はメダカ・金魚だけでなくエビなども与えるのが理想的です。
ただ、そこまでバラエティーに富んだ餌を与えるのは現実的でないという場合は人工飼料に慣れさせるのも手です。
人工飼料への餌付きやすさですが、結構苦戦している人が多いですね。ただ、ある程度小さい頃から飼育を開始するのであれば比較的容易かと思います。
人工飼料はキャットなどの沈下性の肉食魚用の餌を与えるのが一般的ですが、なかなか餌付かない場合、まずは餌付けのハードルが低い冷凍赤虫や、クリルを沈めて与えたえ、問題なく食べてくれるようになったらそこにキャットを混ぜて与えます。すると最初は口にしても吐き出してしまうこともありますが、徐々に食べてくれるようになります。
もしそれでもなかなか餌付かない場合にはこちらの記事【肉食魚・古代魚・大型魚への人工飼料の餌付け方法まとめ】をご参考ください。
混泳は可能?
温和なので、ゼブラキャットに害を与えるような魚でなければ大丈夫かと思います。
アロワナやガーパイク、ダトニオ、ポリプテルスエンドリケリーなどの大型魚と混泳されている方が多いです。
【混泳例】こちらの動画だとポリプテルスオルナティピンニスとも混泳してますね。
おすすめのフィルターは?
大型肉食魚で水も汚すので、できればオーバーフロー、資金的に難しいのであれば上部フィルターがいいでしょう。
また、もともと水流の激しい河川に生息しているので、Rioなどの水中ポンプを入れてあげて水流を発生させるといいでしょう。
どんなレイアウトにすればいい?
これは本種だけでなく大型魚飼育全般に言えることですが、水草などを用いて繊細なレイアウトを作成したとしてもどうせなぎ倒されてしまうので、きれいなレイアウトを作成したところであまり意味がないです。
アヌビアスナナなどの水草を活着させた流木を置く、くらいが限界ではないでしょうか。複雑に組んでもメンテナスがめんどくさくなるだけですし・・・。
底砂は敷いてもいいかと思います。むしろ敷かないと、底が黒色でない限り若干色がボケてしまい、きれいな白と黒のコントラストが出ないことがあります。
敷く場合、ガーネットサンドを使用してる人が多いですね。
立ち泳ぎするのは病気?
本種に限らず立ち泳ぎ(縦泳ぎ)するナマズは多いです。ドラードキャットやバンデットピラムターバ等も同じく立ち泳ぎしますが、だいたい30㎝前後になったら自然としなくなるケースが多いです。
またゼブラキャットの場合ストレスが原因で立ち泳ぎするという情報もあるので、水質・水温が適切か?いじめられてないか?水流はちゃんとあるか?などは確認した方がいいでしょう。
かかりやすい病気は?
基本的には丈夫ですが、病気になるとしたら白点病になることが多いです。他の魚より魚病薬には弱いのです。また、塩の投入も極力避けたいところです。
白点病の初期症状であれば
①2、3日かけて水温を2~3℃上げる
➁毎日1/3の水換えをする
という対応で自然治癒を狙いましょう。 ただ、症状が進んでしまっている場合は、投薬しないほうがまずいので、また飼育水を1/2程度換え、グリーンFリキッドを規定量の半分くらい投入します。(アグデン、ニューグリーンFでも対応できます。)また、塩分濃度が0.5%程度になるように食塩を入れてあげると回復が早くなります。
ゼブラキャットの飼育法まとめ
高いので★にしないようにしてくださいね!