2018年4月より、ガー科の全種とこれらの交雑個体のすべて(通称ガーパイク)が、特定外来生物として規制が開始されました。
これにより、飼育、運搬、販売、譲渡、輸入などが規制され、新たにガーパイクを飼育することができなくなってしまいました。
ガーは僕にとって憧れの魚の一種でした。
僕がまだ学生の頃は、社会人になって、稼げるようになって大きな家に住めるようになったら大型水槽でガーとを混泳させたい!とずっと思ってました。
そんな思いを抱きながら日々過ごしていたなかでのこの規制だったので、割とショックだったのを覚えています(まあ34歳になった今でもガーを飼育できるほどの余裕はいろんな意味で無いのでいいっちゃいいんですけどね・・・。)。
それぞれエピソードは違うにしても、この規制でショックを受けた人は多いかと思います。
でも、今日はそんなみなさまに朗報です。実は、【ガーっぽいけどガーパイクではないので規制はかからず、飼育可能な魚】が存在しているんです!
今回はその3種を紹介し、その飼育法についても簡単に解説していきます。
ガーを飼いたい人におすすめ!ガーっぽい魚3選
ブラントノーズガー
◆大きさ・水槽サイズ
最大でも30㎝くらいなので、単独飼育であれば60㎝水槽でも終生飼育が可能です(混泳
させる場合、60×45×45水槽か、90㎝水槽を用意してあげたほうがいいでしょう)。
◆餌
基本はその個体の大きさに合わせた生き餌になりますが、慣らせばクリル等も食べてくれるようになります。個体にもよりますが、根気よく与え続ければ食べてくれるようになるでしょう。
◆混泳
肉食魚ではありますが、温厚な性格なので、同種同士、もしくはポリプテルスセネガルスやポリプテルスデルヘッジ等の小型のポリプテルスとの混泳がおすすめです。生息圏も異なるので争いも少なくすることができます。
◆水温・水質
水質は弱酸性~中性(PH6.5~7くらい)を好みます。水温に関しては20~28℃程度です。
☆より詳しい飼育方法を知りたい方はこちら↓
ニードルガー
◆大きさ・水槽サイズ
最大で30㎝~35㎝くらいに成長します。このくらいの大きさだと水槽も60㎝水槽でもよさそうですが、体が硬いので、できれば90㎝水槽を用意してあげたほうが無難でしょう。
◆餌
基本はその個体の大きさに合わせた生き餌になりますが、慣らせばクリル等も食べてくれるようになります。個体にもよりますが、根気よく与え続ければ食べてくれるようになるでしょう。
◆混泳
肉食魚ではありますが、温厚でかつ臆病な性格です。また驚くと水槽に吻をぶつけて曲がってしまう可能性があるので、同種同士、もしくは温和なポリプテルスセネガルスやポリプテルスデルヘッジ等の小型のポリプテルスとの混泳がおすすめです。生息圏も異なるので争いも少なくすることができます。
◆水温・水質
水温は23~28℃くらいを好みます。水質については中性~弱アルカリ性を好みます。
水温については他の熱帯魚と同じ感じで問題ないですが、水質には少し気を付けましょう。定期的な水換えをすることはもちろんですが、それでも中性~弱アルカリ性をキープできないようであれば、サンゴをろ過槽に入れるなどして水質をキープできるようにしましょう。
☆より詳しい飼育方法を知りたい方はこちら↓
ハイドロシナスガー
◆大きさ・水槽サイズ
最大でも25㎝くらいなので、単独飼育であれば60㎝水槽でも終生飼育が可能です(混泳
させる場合、60×45×45水槽か、90㎝水槽を用意してあげたほうがいいでしょう)。
◆餌
基本はその個体の大きさに合わせた生き餌になります。人工餌に慣れさせるのには苦労するでしょう。人工餌に慣れさせたい場合、まずはクリル(メダカの血とかエキスをしみこませてもいいかも)に餌付かせて、それからカーニバル等の浮上性の肉食魚用の餌を与えるといいでしょう。基本的に上の方にいるので、浮上性の餌でないと餌付かせるのは難しいです。
◆混泳
肉食魚ではありますが、温厚でかつ臆病な性格です。また驚くと水槽に吻をぶつけて曲がってしまう可能性があるので、同種同士、もしくは温和なポリプテルスセネガルスやポリプテルスデルヘッジ等の小型のポリプテルスとの混泳がおすすめです。生息圏も異なるので争いも少なくすることができます。
◆水温・水質
水質は弱酸性~中性(PH6.5~7くらい)を好みます。水温に関しては22~28℃程度です。
☆より詳しい飼育方法を知りたい方はこちら↓
よしき的おすすめのガーっぽい魚は?
断然、ブラントノーズガーですね。ニードルガーはどうみてもガーじゃなくてダツでしょ(笑)。ハイドロシナスガーは、神経質なのが見た目に出すぎていてガーパイクの野性味を全く感じられません。しかもレアだからなのか、価格も高めです。
ブラントノーズガーは他2種と比べると吻が短いので見た目で言うともしかしたら他2種よりも似ていないかもしれませんが、迫力とか雰囲気とかも含めた総合点でいったらダントツでガーパイクに近いと個人的には思います。
まとめ
ガーっぽい魚を紹介しましたが、いずれにしてもガーパイクの迫力にはなかなか及ばないのが残念なところですね。
ただ一方でどの種類も単独飼育であれば60cm水槽で飼育可能なので、その気軽さはガーパイクには無い魅力ですね。
ではでは。