ABYの熱帯魚図鑑

初心者の方でも、初めて熱帯魚を飼育する方でも分かりやすくお伝えできればと思います。よろしくお願いします♪ちなみにABYとはアクアブロガーよしきの略です(´・ω・`)

熱帯魚を60㎝水槽で飼育するのに初期費用っていくら必要?

少し大きめの水槽を買いたいけど、90㎝水槽なんて大きすぎる。60㎝水槽が限度!という方が多くいらっしゃると思います(僕もそうです)。

ただ、【60㎝水槽に必要な用品の購入に総額いくら必要なのか分からない】【そもそもどんな用品が必要なのか分からない】という方もいらっしゃると思います。

なので今回は60cm水槽のフルセットはいくらで購入できるのかと、それに必要な用品を紹介していきます。

 60㎝水槽での飼育を考えられている方はぜひご参考ください。

 

 

熱帯魚を60㎝水槽で飼育するのに必要な用品は?

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とりあえず必要な商品とその金額についてはこの記事で分かりますが、予備知識があった方がいいと思うので、こちらの記事⇒【初心者向け】熱帯魚飼育に必要なものは?で各用品に関してより理解を深めるといいと思います。

 

必要な用品はいろいろありますが、必需品となると下記のものになります。

・水槽

・水槽台

・フィルター

・ヒーター

・ライト

・水温計

・砂利

・魚をすくう網

・水替え用のホース

・カルキ抜き等の水質調整剤

・飼育する熱帯魚用の餌

 

などなどです。

その他、飼育していく中で必要なものも出てくると思いますが、水槽セット時に必要なものはこんなところでしょう

 

 

60㎝水槽のセットを全て揃えると初期費用はおいくら?

では、上記のものを購入するといくらになるのでしょうか?

ちなみに、これから解説する価格についてはこの記事を書いた当時のものであり、時期によって上下する可能性がありますのでご了承ください。

 

◆ライト・フィルター付き水槽セット(約10,000円)

水槽やフィルターを単品で購入するよりも、お得になっている場合が多いですし、何より細かく選ばなくてもいいので楽というメリットがあります。

60㎝水槽のセットだと、10,000円位出せばまあ変なものは掴まないでしょう。もしどれを買うべきか迷ったら、上部フィルターが付いているセットを買いましょう。外掛けフィルターだとろ過力が不安ですし、外部式フィルターだと扱いがめんどうです。

本格的な水草水槽でなければライトは何でもいいです。むしろ水槽に昼夜の差が分かる程度の日光が入るのであればなくてもいいと個人的には思います。

 

 ◆ヒーター(3,000円~6,000円)

気軽に飼育を始めたいのであれば、水温固定式のヒーターがおすすめです。水槽に入れるだけで水温を一定に保ってくれるので便利です。最近はほとんどのヒーターにヒーターカバーもついています。価格も安いです。ただ水温の細かい調整ができないので、水温を必要に応じて上げ下げしたいという方はサーモスタット一体型のヒーターという選択肢があります。

また、ヒーターとサーモスタットを別々で買うということもできます(ちょっと前まではむしろこれが主流でした)。初期費用は高くなってしまいますが、そもそもヒーターは基本的には1年で交換しないといけません。別々で買った場合はサーモスタットはそのままでヒーター本体だけ換えればいいので、長い期間で見た場合サーモスタット一体型のヒーターを購入するよりも、こちらのほうが安上がりです。

最近は便利なもので、ヒーター、サーモ分離型のヒーターというのもあります。こちら、ヒーターとサーモスタットとセットなのですが、ヒーターのみ交換できるようなセットになっています。

価格で言うと【水温固定式<サーモスタット一体型<サーモスタット分離型】という感じでしょうか。

個人的には水温固定式かサーモスタット分離型のどちらかがいいかと思います。

 

◆水槽台(4,000円~20,000円)

水槽台はその材質によってピンキリです。ざっくり言うと「スチールタイプ」「木目タイプ」「木製タイプ」の3種類に分けられ、

値段で言うと【スチールタイプ<木目タイプ<木製タイプ】という感じです。

 

木製タイプと木目タイプの違いですが、木製は表面も含めてすべて木で作られているもので、木目タイプのものは、表面に木目のプリント化粧板が貼られているものです。

このプリント化粧板は水に弱いので、使用期間が長くなるほどはがれていってしまいます。また、木目だけでなく、白だったり黒のプリント化粧板が貼られている場合もありますが、こちらも同様に水に弱いです。なので長期間使うとなるとあまりおすすめできません。

文字だけだとイメージが付かないと思うので、実際の画像を載せておきますね↓

 

・スチールタイプ

スチールラックみたいなもので、ほとんどが組み立て式です。安価で購入でき、ほとんどドライバーいらずで組み立てが楽です。

ただ、部屋の雰囲気によっては美観を損なう可能性があります。また、何か板を挟まないとオールガラス水槽は水漏れの可能性があるので置けないというデメリットもあります。 

 

・木製タイプ

見た目は一般的な家具のようなので、部屋に馴染みやすいです。また、扉が付いてるタイプは、そこに用品や外部式フィルターを置くこともできます。

見た目はいいのですが、一番のネックは値段でしょう。スチール製・木目のものよりかなり高価になります。そのショップオリジナルの商品でなければ20000円以下で買えるのは少ないんじゃないですかね? 

また、水槽を置く面が写真のように板状になってない場合、スチールタイプと同じように何か板を挟まないとオールガラス水槽を置くことができません。

 

・木目タイプ

見た目がいいのでインテリアとしても使えますし、扉が付いてる場合が多いのでそこに用品や外部式フィルターを置くこともできます。

ただほとんどが組み立て式で、組み立てるのが大変です。また最初に少し書きましたが、使用しているとプリント化粧板がはがれてくるので、見た目が損なわれてしまいます。 

 

◆砂利(500円~1,000円)

薄くてもいいのであれば、3~5kg程度あれば問題ないでしょう。水草を植えるのでなければ十分足ります。

 

◆排出ホース(1,000~1,500円)

単純に水を吸い出すだけのホースではなく、砂利の中の汚れも吸い取ってくれる水作 プロホースなどがおすすめです。

 

◆水温計(200~1,000円)

水温に特に敏感な種類でなければ、なんでもいいです。ただ、ヒーターの故障などにすぐ気づけるために必ずあった方がいいです。

 

◆魚をすくう網(200~1,000円)

魚の大きさに合わせて購入しましょう。網目も細かいほうが魚を傷つけにくいのでおすすめです。

 

◆水槽用コンディショナー(500~2,000円)

カルキ抜きだけではなく、重金属を取り除いてくれたり、また粘膜保護もしてくれるものがいいので、テトラ パーフェクトウォーターなんかがおすすめです。実際に僕も使っています。特に移動時などでは、体表に傷がついて水かび病になりやすかったりもするので、こういった粘膜保護剤が入った水質調整剤を使った方がいいです。

 

以上をまとめると、必要な費用は下の表の通りになります。

用品名 値段(円)
水槽セット 10,000~20,000円
ヒーター 3,000~6,000円
水槽台 4,000~6,000円
砂利 500~1,000円
排出ホース 1,000~1,500円
水温計 200~1,000円
魚をすくう網 200~1,000円
水槽用コンディショナー 500~2,000円
エサ 500~1,500円
合計 19,900~40,000円

 

頑張れば2万円きるかなーって感じです。水槽台として何をチョイスするかによって大きく変わる感じですね。

60cm水槽セットの購入についてのまとめ

60㎝水槽で熱帯魚を飼育することで選択肢が大きく広がります。また、水量が多い分水質も安定しやすく、状態よく飼育しやすくなります。

スペース、水換えの手間、ランニングコストさえ許せるのであれば大きくするこはメリットしかないので(60㎝水槽であればこれらもそこまで気にする必要はないでしょう)、今まで60㎝水槽を導入することに抵抗があった方、20,000円あれば60㎝水槽での飼育を開始できるので、ぜひ参考にしてくださいね。

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