ABYの熱帯魚図鑑

初心者の方でも、初めて熱帯魚を飼育する方でも分かりやすくお伝えできればと思います。よろしくお願いします♪ちなみにABYとはアクアブロガーよしきの略です(´・ω・`)

どじょうの飼育法(エサ・水温・繁殖・冬はヒーター必要?)等まとめ

どじょうって可愛いですよね。

しかも大人しいので、金魚や日本淡水魚の混泳のパートナーとして選ばれることが多いです。

でもあくまで【混泳のパートナー】として選ばれることが多く、どじょうメインで飼育されている方はあまりいないと思います。

なので、実はどじょうを飼育していても詳しく飼い方を知らない人は多いのではないでしょうか?

今回はそんな少しかわいそうなどじょうの詳しい飼い方について説明していきます。

 

 

どじょうってどんな種類がいるの?

細かいところまでいうと、10種類は余裕で超えてくるので、一般的によく販売されている種類をご紹介します。

若干違うところもありますが、飼育法に関しては各種類だいたい同じなので、後でまとめて説明します。

 

・シマドジョウ

飼育されるどじょうとして最もポピュラーな種類ではないでしょうか。比較的清潔な水を好みますが、基本的に飼育は容易です。

  

・マドジョウ

餌用としても用いられます。飼育は容易です

 

・ヒドジョウ

マドジョウの黄変個体です。飼育は容易です。

  

・ホトケドジョウ

ほかのどじょうの仲間と異なり、底砂に潜りません。またスネールイーターとしても知られています。水質の悪化に弱いです。

  

・フクドジョウ

河川の中流~上流域に生息しているので、清潔な水を好みます。また、砂や泥ではなく、砂礫や石の多いところでよく見られます。

 

どじょうの各種類の大きさは?水槽サイズは?

各種類によって若干大きさが異なるので、水槽サイズも変わってきます。

 

◆シマドジョウ

最大13㎝です。本種だけであれば幅30㎝水槽で飼育可能です。

 

◆マドジョウ・ヒドジョウ

最大20㎝です。30㎝水槽でも飼育できないことはないですが、最大サイズまで成長すると少し窮屈な感じがするので、40㎝以上の水槽を用意してあげたほうがいいです。

 

◆ホトケドジョウ

最大7cmです。本種だけであれば幅30㎝水槽で飼育可能です。

 

◆フクドジョウ

最大20㎝です。30㎝水槽でも飼育できないことはないですが、最大サイズまで成長すると少し窮屈な感じがするので、40㎝以上の水槽を用意してあげたほうがいいです。

  

寿命は?

5~10年です。

  

底床は砂利・砂・ソイルのどれがベスト?

ホトケドジョウ以外は底砂に潜る性質があるので、角が尖っていない砂利か砂がおすすめです。個人的には粒が細かすぎず、掃除もしやすい田砂がおすすめですね。日本らしさも出すことができます。あとはスドー ボトムサンドなんかもおすすめです。 

また、「自然界では泥があるところに住んでるからそれに近いソイルがいいんじゃないの?」と思われる方もいるかもしれません。確かに、別にソイルが絶対だめだという訳ではありません。ただ、低床に潜りやすいという性質上、ソイルだとそのときにソイルの粒が水槽内に舞いやすかったり、ソイル内の掃除が大変だったりするので、見た目の問題と、管理面からあまりおすすめめできないです。

 

 

混泳はできるの?

大きさにそこまで差が無ければ金魚との混泳は問題なくできます。

また、温和な種類とであれば日本淡水魚や熱帯魚との混泳も可能です。

日本淡水魚であればフナオイカワ・タナゴ・カマツカとか、どじょう同士でも問題なく混泳できます。

熱帯魚であれば、環境を熱帯魚に合わせるという前提で、グッピー・ネオンテトラ・グラミー・(どじょうが食べられないサイズであれば)エンゼルフィッシュなどと混泳可能です。

基本的にどじょうの方から何か攻撃を仕掛けたりするということはあまりないので、混泳する場合は、【どじょうがいじめられていないか】【どじょうがしっかり餌を食べられているか】をよく観察してあげてください。 

 

エサは何をあげればいいの?

他の魚の残りを食べてるから大丈夫でしょ!と油断していると少しずつ弱っていって☆になる・・・なんてこともあり得るので、ちゃんとキョーリン ひかりドジョウなどのどじょう用のエサを与えましょう。

もしそれでも底に沈む前に他の魚が食べてしまうということであれば、スポイトなどを使って直接どじょうの近くにエサを持っていってあげてください。もしくは、他の魚に食べられないように、少し粒が大きめのコメット どじょうの主食を与えてもいいと思います。

 

適切な水温と冬場のヒーターについて

適切な水温でいうと1~29℃くらいでしょうか。

室内であれば基本的にヒーターは必要ありません。ただ、15℃を下回るとエサ食いがわるくなるので、その段階で餌をあげるのは控えましょう。水質の悪化につながります。

もしそういった調整がめんどくさいのであれば、金魚元気 オートヒーター SH120などの金魚用ヒーターを使いましょう。自動的に水温を18℃前後に保ってくれるのでエサの調整は必要なくなりますし、水温の低下による病気の予防にもなります。

また、水温の上昇には弱い面があるので、水温が30℃を超えてくるのであれば、水槽用のファンだったり、クーラーを使用する必要があります。

 

適したフィルターは?

丈夫そうに見えて意外と新鮮な水を好んだりするので、ろ過能力は大きいほうがいいです。とくにホトケドジョウとフクドジョウに関して水質の悪化に弱いです。

なので、上部フィルターや外部式フィルターなどのろ過力の大きいものを選びましょう。また、例えば45㎝水槽で60㎝水槽用の外掛けフィルターを使用するのもアリだと思います。

あと、溶存酸素量の低下にも弱いので、メインで上部、外部、(1段階大きいろ過力の)外掛けフィルターを使い、サブで投げ込みフィルターやぶくぶくを使ってあげるといいです。

また、底面フィルターに関してはどじょうに掘り返させられる危険性があるので不可です。

 

水槽に何匹入れられるの?

基本的にはどじょうに限らず水槽の水量1Lにつき1㎝の魚を入れられると言われているので、例えば45㎝水槽でどじょうだけを飼育するとしたら、水量は約30Lなので、15㎝のドジョウであれば2匹、という感じですね。

ただ、これはかなり余裕を持った指標なので、週1回1/3の水替えをしっかりするのであれば1.5~2倍の匹数は飼育可能です。

また、どじょうだけの水槽はさすがに少し寂しいと思うので(笑)、他の魚と混泳させると考えるとやはり60㎝水槽はほしいですね。

【関連記事】

60㎝水槽で日本淡水魚を飼育するのに必要な用品とその値段は?

 

ドジョウの飼育に適した水草は?

基本的に根を張るような水草は掘り返させられる可能性が大きいのでやめたほうがいいでしょう。

もし水草を入れるのであれば、マツモやアナカリスを水槽内にぷかぷか浮かせるか、素焼きリングにいれて沈めておくのがいいと思います。

 

かかりやすい病気は?

白点病、水かび病、カラムナリス症(尾腐れ病・口腐れ病)にかかりやすいです。

水かび病と白点病に関しては水温の低下が引き金になることが多いので、ヒーターを使用することで予防につながります。

カラムナリス病に関しては、水質の悪化、輸送や網によるスレ傷などが引き金になります、なので定期的に水替えを行い、移動時の扱いに気を付けることが大切です。移動時は、テトラ アクアセイフなどの粘膜保護剤が入っているコンディショナーを使って、粘膜保護をしてあげるといいです。

またやっかいなのが、水かび病とカラムナリス症は併発することがあるということです。そうなってしまうと治療が困難なので、そうなる前にこちらの【魚の病気の予防法を学ぶ 】で、予防法について学びましょう。

 

もし発病した場合、どじょうに薬って大丈夫なの?

たしかに鱗が無い分、他の魚より魚病薬には弱いです。なので、白点病の初期症状であれば①2、3日かけて水温を2~3℃上げる②塩分濃度が0.5%になる様に塩を入れる③毎日1/3の水替えをする、という対応で自然治癒を狙いましょう。

ただ、症状が進んでしまっている白点病や、水かび病、カラムナリス症の場合は、投薬しないほうがまずいので、迷わず魚病薬を使いましょう。対処法を以下にまとめます。

 

◆白点病・水かび病

飼育水を1/2程度替え、グリーンFリキッドを投入します。(アグデン、ニューグリーンFでも対応できます。)また、塩分濃度が0.5%程度になるように食塩を入れてあげると回復が早くなります。

 

◆カラムナリス症

飼育水を1/2程度取替え、観パラDorグリーンFゴールドorエルバージュエースを投薬します。薬の強さとしては、こんな感じ↓

グリーンFゴールド < 観パラ <エルバージュエース

でしょうか。病気の進行度に合わせて使ってください。

また、塩分濃度が0.5%程度になるように塩浴させるのも効果的です。

 

水槽内での繁殖は可能?

水槽内での繁殖はかなり難しいです。

泥や水温などを自然界の環境に合わせないといけないので、水槽内では無理だと思った方がいいでしょう。

もし繁殖を狙うのであれば、50×40×30cmくらいの大きさの発泡スチロールに田んぼの泥を入れ、そこに数匹のドジョウをいれます。また、飛び出しを防ぐために金網も設置します。このやり方がおそらく1番成功しやすいでしょう。

詳しくはこちらのサイトに掲載しているので、よかったらご覧ください↓

https://allabout.co.jp/gm/gc/69834/2/

 

あれ、どじょうの飼育って以外と難しい?

いいえ、そんなことはありません。

病気になる場合は、【どじょう=簡単】というイメージが付きすぎていて日々の管理をさぼっているケースがほとんどです(もちろんちゃんと管理をしていてもなるときにはなりますが・・・)。

なので、以下の注意点さえ守ってもらえれば、飼育は簡単な部類に入ります。

 

底砂の掃除を忘れずに

上でも説明していますが、どじょうは底砂によく潜り、かつ意外と新鮮な水を好む種類です。なので、週1回の水替えと、その際に底砂をプロホースエクストラなどで掃除することを忘れないようにしましょう。

 

飛び出しに注意

結構飛び出します。こんなところから?というところからも飛び出すので、どんなに小さな隙間でもうめるようにしましょう。

 

エサがどじょうにいきわたっているか? 

こちらも上で述べましたが、しっかりドジョウが餌を食べられているかを注意して観察しましょう。

 

どじょうの飼育法まとめ

いかがだったでしょうか?

意外と奥が深いなーと思った方が多いのではないでしょうか?金魚やほか日本淡水魚の混泳パートナーとして飼育されることが多いですが、単独の飼育でも底砂から顔をひょこっとだしたり、可愛い表情を見せてくれます。

ぜひ、今回の記事を参考にして、大切に飼育してあげてくださいね。