ABYの熱帯魚図鑑

初心者の方でも、初めて熱帯魚を飼育する方でも分かりやすくお伝えできればと思います。よろしくお願いします♪ちなみにABYとはアクアブロガーよしきの略です(´・ω・`)

フナの飼育法(餌・サイズ・水温・水質・寿命・混泳・適した水槽等)

みなさんもちろんフナは知ってますよね。

近くの池に行けばいることが多いですし、小さい頃に釣った経験がある人もいると思います。

でもフナの種類だったり飼い方って意外と知らない人も多いのではないでしょうか?

あとで説明しますが、実はフナと一言で言っても日本にはキンブナ、ギンブナ、ゲンゴロウブナ(ヘラブナ)の3種類のフナがいます。

なので今回は、フナを釣って持って帰ってきたはいいけど飼い方が分からない、久しぶりに飼育したいけどどうやって飼えばいいんだっけ?

といった方に向けて、種類別のフナの飼育法に関して解説していきます。

 

 

日本にはどんな種類のフナがいるの?見分け方は?

日本には、キンブナ、ギンブナ、ヘラブナ(ゲンゴロウブナ)の3種類のフナがいます。

同じフナの仲間ではありますが、それぞれ特徴があるので、説明していきます。

 

キンブナってどんな種類?

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出展:https://zukan.com/fish/internal1370

光が当たるとその名の通り金色に輝くことからキンブナと呼ばれています。体高が3種類の中で最も低く、また最大でも15㎝ほどにしか成長せず、3種類の中でもっとも小さい種類になります。

 

ギンブナってどんな種類?

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出展:https://zukan.com/fish/internal16

キンブナと比べると若干体高が高く、また色味が銀色がかっているところでキンブナと区別できます。

また最大サイズが30㎝ほどになるので、キンブナと比べると大きいです。

 

ゲンゴロウブナ(ヘラブナ)ってどんな種類?

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出展:https://zukan.com/fish/internal709

ギンブナと同じような色味ですが、ゲンゴロウブナ(ヘラブナ)の方が厚みがあり体高も高いです。最大サイズはギンブナと同じで30㎝程度です。

 

フナの生息地・生態は?

◆キンブナ

東北の太平洋側~関東周辺に分布しています。水生昆虫や藻類を食べる雑食性です。

 

◆ギンブナ

日本全国に分布しています。水生昆虫や藻類を食べる雑食性です。

 

◆ゲンゴロウブナ(ヘラブナ)

もともと琵琶湖にのみ分布していましたが、その後全国各地に放流され、現在は北海道から沖縄まで、日本全国に生息しています。

食性はギンブナ・キンブナとへラブナ(ゲンゴロウブナ)とで異なっていて、植物プランクトンを主に食べています。

 

3種類とも流れがあまり強くない河川・湖沼に生息しています。こんなところに住んでるの?という感じのかなり水が汚れているところにも生息しています。

 

 

販売されてるの?値段は?

日本淡水魚に力を入れている熱帯魚ショップ、ペットショップでないとなかなか見かけられないかもしれないです。 

ただ、販売されている場合は、小さい個体であれば1匹400~500円程度と、比較的安価で購入できます。

もし近くの熱帯魚ショップで見かけないのであればcharm等のネット通販を利用しましょう。

 

餌は?

食性はゲンゴロウブナ(ヘラブナ)だけ異なるのですが、飼育する場合、餌はニチドウ メディゴールドIGPなどの金魚の餌などを与えれば問題ないかと思います。

キンブナ・ギンブナがなかなか人工餌を食べない場合はまずは冷凍アカムシに慣れさせて、そこに混ぜて人工飼料をあげると反射で食べてくれるようになります。

詳しくはこちら 肉食魚・大型魚への人工飼料の餌付け方法まとめ 】で解説してますのでご参考ください。

 

最大サイズ・適切な水槽サイズは?

◆キンブナ

最大15cm程度なので、単独飼育であれば45㎝水槽で終生飼育が可能です。混泳させるのであれば60㎝以上の水槽が必要です。

 

◆ギンブナ、ゲンゴロウブナ(ヘラブナ)

最大30㎝程度なので、45㎝水槽では終生飼育は難しいです。最終的には60㎝以上の水槽を用意しましょう。混泳させるのであれば90㎝以上の水槽が必要です。

 

適切な水温・水質は?

水温は5~26℃程度を好みます。

30℃くらいまでは耐えられますが、それを超えてしまうと状態を崩すことがあるので、冷却ファンを使ってあげるといいです。 

また、特に夏になりやすいのですが、に口を水面でパクパクしている時は酸欠状態なので、エアレーションを強くして溶存酸素量を増やしてあげましょう。

水質に関しては弱酸性性~弱アルカリ性まで幅広く対応できます。水質の悪化にも強いのでそこまで神経質になる必要はないですが、水替えをさぼりすぎないようにしましょう。 

 

寿命は?

3種類とも5~10年程度です。

 

混泳は?熱帯魚・金魚との混泳は可能?

基本的に他魚との混泳は可能です。ただ、熱帯魚、金魚、日本淡水魚との混泳でそれぞれ注意すべき点が違うので、分けて解説していきます。

フナと熱帯魚との混泳

基本的に温和でかつ丈夫な種類なので環境を熱帯魚に合わせれば混泳可能な種類は多いです。

性格スペースが被らないプレコだったり、あとはポリプテルスと混泳している人もいます。ポリプテルスも基本温和ですし、生活スペースが異なるので、相性がいいのかもしれないですね。混泳させるのであれば、大きさはなるべく合わせたほうがいいので、ポリプテルスデルヘッジポリプテルスセネガルス等の小型の種類がいいでしょう。

ネオンテトラやグッピーなどは、大きさに差があると食べられる可能性があるので避けた方が無難です。

 

フナと金魚の混泳

和金やコメットなどのいわゆる【長もの】と言われている種類とであれば混泳可能です。【丸もの】はフナに比べて動きが遅いのでそれがストレスになったり、餌を食べられなかったりするので混泳はしないほうがいいです。

※長もの・・・和金など、体形がフナに近い細身の金魚

※丸もの・・・琉金のような、丸っこい金魚

かなりざっくりした解説ですが(笑)、そこがメインの記事ではないので許してください。

 

フナと日本淡水魚との混泳

気が荒くなく、フナに食べられないサイズの魚であれは基本的に可能です。

なので、どじょう、カマツカ、(大きさが同じくらいの)コイ、モロコ等とは混泳可能です。オイカワの環境に合わせてあげればオイカワとの混泳も可能です。

逆に気が荒いオヤニラミギギの仲間との混泳は難しいでしょう。ただ、オヤニラミに関しては、フナの方が大きければ上手くいくかもしれません。ギギに関しては、最大サイズも同じくらいですし、本当に気が荒いのでやめておいた方がいいです。

また、ヤマトヌマエビやミナミヌマエビは等のエビの仲間は、フナに食べられる可能性が高いのでやめておきましょう。

 

フナに最適なろ過器(フィルター)は?

水を汚しやすいので、ろ過力が高くないぶくぶくだったり、投げ込みフィルターだったり、外掛け式のフィルターはあまりお勧めできません。ろ過力の高い上部フィルターだったり、外部式フィルターをお勧めします。

ただ、混泳をするときなどに溶存酸素量を増やすために、サブ的にぶくぶくや投げ込みフィルターを入れてあげるのはいいと思います。

 

フナのかかりやすい病気は?

かなり丈夫なフナですが、意外とかかりやすい病気の種類は多いです。

いかにその病気と対策をお話します。

 

水かび病

水温の低下によって引き起こされることが多いので、冬はGEX 金魚元気 オートヒータなどの金魚用のヒーターで加温してあげたほうがいいです。

もしかかってしまった場合は半分程度の水替えをして、グリーンF ゴールドで、薬浴しましょう。

詳しくはこちら【熱帯魚がかかりやすい病気まとめ~症状・原因・治療法まで~】をご参考ください。

でももちろん病気にはならないほうがいいので、予防法としてこちら【魚の病気の予防法を学ぶ 】も読んでおくといいです。

 

マツカサ病

水質の悪化、移動時のスレなどが原因で粘膜の分泌量が低下してエロモナス菌が感染することで発症します。

塩分濃度が0.5%程度になるように食塩を投入し、エルバージュエースなどで薬浴してあげましょう。

重症化すると治療が困難なので、早期発見、早期治療が大切です。

 

黒点病

あまり一般的ではない病気ですが、アユやフナなどの日本淡水魚がかかる病気です。

寄生虫が寄生している鱗周辺ににメラニンが沈着するため黒い点として現れます。

詳しい治療法などは発見されていませんが、少なくともこの病気が原因で死にまで至ることは無いようです。

詳しい対策法はまだありませんが、寄生虫対策として一般的なリフィッシュを投入して様子をみてみましょう。

 

フナの繁殖方法

キンブナ、ゲンゴロウブナ(ヘラブナ)に関しては一般的な魚類と同じような有性生殖を行います。一方、ギンブナに関しては雌性発生という珍しい繁殖形態をとります。

 

ギンブナの雌性発生とは?

一般的な有性生殖では、まずオスとメスが交尾をし、水草などに卵を産み付けるという形体をとります。

一方ギンブナの雌性発生では、繁殖期の4~6月になると浅瀬にきて、水草などに産卵します。この時はまだ無精卵ですが、産卵と同時にフェロモンを排出するのでそれに誘発されたフナ類や、コイ、ドジョウが卵に放精を行い、受精卵となります。

受精卵となるのですが、そこで使用された精子は発生の刺激となるだけで遺伝的には全く関与しないことが分かっています。

なので生まれてくる基本的にはすべてギンブナで(稀にコイとの交雑種になることはあるそうです)、しかもメスとなります。

 

飼育下での繁殖方法は?

前提として、広いスペースがないと繁殖が難しい種類なので、水量が1トン以上の水槽か、池を用意する必要があります。

オスメスの判別方法でいうと、なかなか確実なものがないので、まずは4~5匹を水槽もしくは池に一緒入れます。

10~15㎝程度に成長していると、オスがメスを追尾し始めます。それが観察された時点で、アナカリスやシュロ皮などを投入します。しばらくすると水草やシュロ皮に卵が付いているのを見つけられると思います。

それが確認できたら、卵が付いた水草・シュロ皮をそのまま取り出し、別水槽に移します。

孵化したら、稚魚用の人工飼料などを使って飼育しましょう。

ギンブナの繁殖方法も基本的に揃える環境は同じです。

 

フナの飼育法まとめ

いかがだったでしょうか?

自分で記事を書きながらフナの奥深さにびっくりしているところです(笑)。

正直、ギンブナの雌性発生とかこの記事を書いて初めて知りましたし(笑)。

ただ、繁殖を考えなければ飼育自体は容易なので(繁殖も、飼育スペースさえ確保できれば金魚と同じ要領で実現可能です)、川で捕まえてきたり、熱帯魚ショップで購入するなどして、ぜひ飼育してみてくださいね。

 

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